Xperia1のCherishOSについて
ほぼカスタムROMなGSIチックな物を使って少し経過してこれを使うと何があるのか少しまとめてみます。
1.キャリアの表示がかなり優秀になる
通常ではdocomoやau系SIMを入れた場合、「NTT DOCOMO」「KDDI」の表記になるのですが「docomo」「povo」「UQ mobile」と正式に表記されるようになります。MVNOの場合は「NTT DOCOMO」になります。
2.Xperia独自機能の一部やアプリが残されている(Dolby Atmosも可)
Xperiaに搭載されている独自機能の一部が移植されています。
Dolby AtmosとDSEE HX
画質設定(クリエイターモード)
STAMINAモードといたわり充電
カメラとミュージックアプリ
3.FeliCa兼用のNFCが使用可能になる
そのままNFCを使う事が可能になります。GSIやグローバル版では動作はしません。
4.au系SIMで音声通話が使用可能になる&通信とバッテリー持ちが安定
GSIを使った場合、VoLTEの接続はされますが音声通話は使えずデータ通信のみになります。このROMを使用すると音声通話も使用可能な状態になります。また、GSIの場合だと再起動後に通信の有効化をさせる為にVoLTEのスイッチをON/OFFを交互にする作業が必要でしたがそれが不要になります。
GSIと異なり通信も安定するのでバッテリーが大幅に消費、通信が切断されている症状もなくなります。
5.SIMのホットスワップが使用可能になる
標準のXperiaはSIMスロットを取り出す、スロットを入れるを行なうと強制的に再起動をする仕様になっています。SIMの交換を頻繁に行なう人にとっては非常に面倒な仕様ですが、このROMを使うと再起動が入らずにそのままSIMの交換が可能になります。(因みにGSIも可)
6.指紋の読み取り精度が向上
標準の場合だとお世辞にも指紋の読み取り精度が高いと言いづらいのですが、ROMを使用すると改善します。
7.OSが最新となり新機能が使用可能になる
GSIでも共通の事項になりますが、最新の環境となり新機能が使えるようになります。Softbank版はAndroid10のアップデートを打ち切ったので更に好都合と言えるでしょう。(キャリアの対応を恨みましょう)
8.AOSPなROMなので余分なアプリがない
キャリア、グローバル共に余分なアプリが存在します(特にdocomo)が余分な存在が混じっていない環境が使用できます。同時にバッテリー持ちの向上やシステムの軽量化にも繋がります。
9.一定のファイルを持っていればリストアが容易
system,dtbo,vbmeta,boot(bootはROMによる)で構成されているので通常の環境に戻すのが非常に簡単になっています。戻すファイルがわからない場合はFlashtoolやNewflasherを使用すれば確実に戻せます。
…そんな感じになります。
国内版はqUnlockToolで費用が出ますが、チャレンジしたい人はどうぞ。
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