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ChatGPTとマイクロソフト、ビルゲイツの記事を英語で

先日Twitterでも言及しましたが、ビルゲイツはOpen AIのGPTを1980年(GUI)以来の革命的な技術進歩だと述べています。

Microsoft founder Bill Gates says that OpenAI’s GPT AI model is the most revolutionary advance in technology since he first saw a modern graphical desktop in 1980.

Chat GPT-4を使用してみた人はその事務処理能力の高さと汎用性に驚いたかと思いますが、そんな中、MicrosoftはMicrosoft 365ソフトウェアにChatGPTの機能を搭載し、PowerPoint、Word、Excel、Outlookをアップグレードさせるとしています。

OfficeにChatGPTが搭載されるなんて、少し考えただけでも書き起こしやITヘルプデスクの機能など、仕事の効率がぐんと上がりそうです。

全体的なMicrosoftのビジネスとの兼ね合いについて、以下、3月16日付のWall Street Journalの記事の抜粋です。

Bing is only a small part of the overall search market—around 10% by some estimates. The less than $12 billion in revenue it generated in the year ended June is a small fraction of Microsoft’s overall business. Microsoft 365 software is a cornerstone of the company’s business and a leader in the overall business-software marketplace.

ざっと訳すと、

MicrosoftのBingは検索市場(search market)全体のほんの一部で、推定では(by some estimates)10%程度だとされると。6月期(通期)の売上高は120億ドル弱で、これはMicrosoftの事業全体からみればごくわずか、それに対し、Microsoft 365ソフトウェアは会社のビジネスのcornerstone(礎石、根幹となるもの)であり、ビジネスソフトウェア市場全体のリーダーだということです。

MicrosoftのFY23 Q2のEarnings Release(決算のニュースリリース)でも、企業用のMicrosoft 365 (旧Office 365)の売上増加が部門全体に寄与している様子が見て取れます。

(以下英文はEarnings Releaseより一部抜粋)

Revenue in Productivity and Business Processes was $17.0 billion and increased 7% (up 13% in constant currency), with the following business highlights:

·        Office Commercial products and cloud services revenue increased 7% (up 14% in constant currency) driven by Office 365 Commercial revenue growth of 11% (up 18% in constant currency)


プロダクティビティとビジネスプロセス事業部の売上高は170億ドルで、前年同期比7%増加(恒常為替レート・ベースで13%増加)、事業のハイライトは以下の通り:

Office 365コマーシャルの売上が前年同期比11%増加(恒常為替レート・ベースで18%増加)したことにより、Officeのコマーシャルプロダクト及びクラウドサービスの売上が7%増加(恒常為替レート・ベースで14%増加)

ビジネスの戦略上、Microsoft 365にChatGPTを組み込むことが大きな意味を持ってくるようですね。


最後に、ビル・ゲイツ自身のブログで、このGPT、またAI全体の進歩について語っていますが、その中で

"I’ve been thinking a lot about how AI can reduce some of the world’s worst inequities."

(私は、AIが世界の非常に深刻な不平等をどのように軽減できるか、ということについて、ずっと考えてきました。)

と述べています。

確かにゲイツがいうように、米国におけるごく基本的な算数・数学の能力差は大きなもので、これが職や暮らしにおける格差をもたらしているというのは想像に難くありません。私が個人的にChatGPTを使用した限りでも、問題の解釈、解説のために使用するのは非常に有効だといえます。教育の分野における利用は大きな可能性を秘めているでしょう。しかしながら、前提の伝え方が良い結果を得るために非常に重要だという点もあり、仕事において利用する場合には個人の能力差を大きくしてしまうという難点もあるのではないかとも思っています。

ChatGPTについてはまた別記事でアップデートを書いていきたいと思います。

☆基本的にnoteと同期させていますが、たまにこちらにしか表示させない記事もありますのでよかったらブログの方もフォローしてください:

数字のストーリーを語る 会計とビジネス英語
さくらリンケージアカデミー


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Reina/上田怜奈
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