【なつめれいなの柔道コラム】斉藤立選手に期待したいこと
こんにちは。
LGBTQ+ライターのなつめれいなです。
先日13日に行われた東京都柔道選手権で、斉藤立選手が優勝。全日本選手権への出場権を手にしました。
父親は金メダリストの斉藤仁さん
お父さんは言わずとしれた、ロサンゼルス・ソウル両オリンピックで金メダルをとった(ともに当時の95キロ超級)、元全日本男子ヘッドコーチの斉藤仁さんです。
大阪の上宮中学校を経て、高校から国士舘に進学。192センチ、160キロの堂々たる体躯を活かして、個人戦の100キロ超級を高校2年・3年と連覇、3年時は団体戦の三冠(高校選手権・金鷲旗・インターハイ優勝)に貢献しました。
父親譲りの柔軟性が武器
立選手の最大の武器は、身体の柔軟性です。父親も重量級らしく、大外刈や大内刈を中心としていましたが、柔軟性もあったので体落や背負投もこなせるほどの選手でもありました。
その柔軟性は息子にも引き継がれ、立選手も体落で一本を取れるキレを持っています。
ケガが多いのが気がかりか
ただ、少し気がかりなのがケガの多さ。
現時点では手術を要するほどの大きな故障は少ないものの、昨年はグランドスラム・バクーを制した後の全日本学生体重別団体優勝大会で膝を故障。
その後に行われた全日本柔道選手権大会は、推薦で出場権を手にしていたものの欠場を余儀なくされました。
同学年で同じ国士舘大学の高橋翼選手、1学年上の中野寛太選手(天理大学)、2学年上の松村颯祐選手(東海大学)といったライバルと切磋琢磨して、2年後に迫ったパリ、さらに4年後のロサンゼルスを目指してもらいたいところです。