💡Webディレクターに伝えたいこと（採用サイト・コーポレートサイト）💡

🐥はじめに

お疲れ様です！原です！
先日初投稿したものは思ったり足を止めてくれる方が多くてありがたいです。
さて、本日は今ベンチャーで働いていてWebディレクターに思っていることを書き留めて置こうと思います。というのも、Webディレクターでもデザイナーを経験していたわけではない方はいるかと思います。その際に、「デザイナー側はこういう情報が欲しいと思っている」という事を伝えたいと思います！今の会社では主に採用サイト・コーポレートサイトを作成しているためその観点で深ぼっていきます。

---

💡必須で欲しい情報

まず必須で欲しい情報は以下の6点です。

①サイトで伝えたい事、目的
②どういう会社なのか、強みや事業
③ターゲット
④デザイン感（色・アニメーション等）
⑤全体の案件スケジュール（リリース日）
⑥その他作成に必要なデータ（ロゴ・写真等）

抜けていたら申し訳ないですが、上記の点が揃っていれば粗方作成には移れるかと思います（欲言えばお客様と話した内容は全てデザイナーに共有していただきたいです）。この６点をそれぞれ説明していきたいと思います。

①サイトで伝えたい事、目的

「サイトで伝えたい事・目的」は一見するとただの案件把握だと勘違いされそうですが、デザイナーにとっては非常にヒントになります。

伝えたい事とは
特に採用サイトやコーポレートサイトだと、「社員の個性が強い点を強調させたい」「情熱的な人を取りたい」など会社や欲しい求職者像を伝えて貰えると、デザインの方向性を決めやすくなります。
そのため、「赤色を使いたい」だけなく、「情熱的でガツガツした人を採用したい」という情報があれば「赤＋情熱的」で参考を絞って探し、それは白黒写真を使ったような静かな情熱感なのか、あるいはスポーティーで躍動感のある感じなのかデザイナー側で深ぼること出来、より具体的なデザインを作ることができます。そうすることでお客様の意思に外れないデザインになります。

目的
これは説明するほどではないですが、「リニューアルを機にもっと動線が分かりやすいサイトにしたい」や「〜の項目を強調させたい」などサイトを作ることの目的にあたります。いわゆるゴールに繋がるところになるので、例えデザインに直結する話でなくとも、ディレクターとデザイナー間の共通認識を作る意味合いでも伝えることが重要です。

②どういう会社なのか、強みや事業

①はデザインに直結する部分でしたが、「どういう会社なのか」は会社理解に繋がります。デザイナーはデザインの部分ではなく案件をどのくらい深く知っているかで柔軟な対応が可能になります。

やっている事業や強み
伝える情報としては単純に、どういう歴史があってどういう事業をやっているか、です。強みについても、レイアウトに直接関係なくても文章中の色を変える等、伝えてもらえればデザイナー側で出来ることはあります。
また、ディレクター1人で全てを担う際、1人で客観視することは難しいと思います。そこで改めて会社について共有をもらうことで「ここも強調した方がいい」という箇所が出てくるかもしれません。このようにチームで協力するためにも、持っている情報は全て伝えることが大切です。

③ターゲット

ターゲットに関しては皆さんが知っていることと変わりありません。何十代がターゲットなのか・どういう人を取りたいのか、コーポレートサイトだとBtoBかによって必要な項目や言い回しが変わってきます。伝えたい人によって色味や形に違いが出てくるので、しっかりデザイナーに伝えましょう。

④デザイン感（色・アニメーション等）

デザイン感に関しては、一般的に色・形・フォントなどある程度フォーマットはあるかと思います。その中でも私が知りたいことは、「このデザインを違う」という例です。それについてお伝えしようと思います。

このデザインは違うとは
大体デザイン感を伝える時、「楽しい雰囲気」「かっこいい」「スタイリッシュ」「落ち着いた雰囲気」などザックリしたことが多いかと思いますが…。個人的にはそのテイストの許容範囲を知りたいと思っています。
というのもテイスト自体全部グラデーションになっていると思っています。

よくあるポジショニングマップ

上の図のように良くワインとかでこういうマップがあったりしますが..デザインにおいてもテイストの境界って結構曖昧なものだと思っています。
先ほど例に出した「楽しい雰囲気」「カッコいい」も色や形を変えればどっちかのテイストに近づけることができます。「カッコいい」「スタイリッシュ」「シンプル」勿論似たようなテイストに関しても明確に区別しないとど真ん中なデザインには仕上がりません。それを見つけるためには「これだとやりすぎかな、違うかな」を見つけていって選択肢を狭めることだと思います。

経験上特に難しいのが、かっこいい雰囲気だけど親しみが欲しいとか、２つのテイストが共存している時にどっちかに振り切ったデザインの参考を見せて、どのくらいまでいけるかのボーダーラインを見つけることによって初めてデザイン感が理解できます。

色んな例を見てきたらからこそ疑問がどんどん出てくるため、ディレクターの方はいかにデザイナーの引き出しを使うことが出来るかも１つ頭に入れておくといいかもしれません。

⑤全体の案件スケジュール（リリース日）

こちらはデザインとは関係なく、全体のスケジュールを知っておくことはデザイナーも大切です。案件に対する責任感もそうですが、今の会社だとタスク管理は自分で行うため細かくスケジュール感を共有して貰えるとその分柔軟に対応できるようになります。また、個人的にはデザインを提出した後とてもソワソワするため、お客様の返信が遅め..だったりそんな情報も貰えると安心できたり…。チームとして動いているため細かい情報を貰えると一体感が生まれる要素にもなります！

⑥その他作成に必要なデータ（ロゴ・写真等）

こちらは言わずもがな..ですがデータ類は小出しにせずまとめて貰えると大変助かります。特にロゴは白抜き・透過等全てまとめて管理することが大事です。チームとして動いていますが、会社全体で素材や情報が見える状態にするためにもしっかり管理をしておくことが大切です。特に退職者が出た場合大変になるので、組織的にしっかり案件の情報をまとめておくことも必要になります。

---

まとめ

以上が伝えたい内容でした…！とても疲れました。。
特に今回はディレクターってどうすればいいのか困っている方に読んでいただけたら幸いです。現状上記で伝えた内容が出来ていないディレクターが多いため、少しでもデザイナーの負担が減ればと思っています。

ディレクター・デザイナー・コーダーみんなが伴走して動いています。その中でいかに相手に寄り添えるか、協力できるかで組織力も変わっていきます。お互い尊敬しつつ、いいクリエイティブが出来るように頑張っていきましょう！