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【映画ネタバレ注意】壊れたセカイと歌えないミクをみて思ったこと

noteに書くか迷ったんですがせっかくなので
プロセカ映画の感想を書いていきたいと思います

プロセカをプレイしていますが
・プロセカ視点寄りの感想ではない
・どちらかというとボカロ文化視点
・個人的な感想多め
踏まえた上で読んでくださると嬉しいです


~【映画】としての感想~

映画にも様々な意見を持つ方がいると思います
私はストーリー重視派で1回見てわかる方なのですが 
今回の映画を初回で見に行った時は 長年 初音ミクを追いかけている身として 初音ミクが初の映画化になりボカロ文化の小ネタが多く音楽に力を入れている事もあり目移りした場面が多い第一印象でした
なのでこれは ストーリーや小ネタいろんな観点から見ることが出来る噛めば噛むほど味があるスルメ映画だと思いました 私は2回目で曲や ストーリーを掴めました(苦笑)


~ストーリーについて~

*プロセカってどんなゲーム?初音ミクってどういう子なの?
という疑問にうってつけのストーリーだと思った*

・インターネットで有名になった
初音ミクとボカロ文化 誕生のきっかけや有名になるまでの奇跡の道のり 
・プロセカは 初音ミクから登場したソーシャルゲーム 

この2つを説明するとなると膨大な文章と時間が必要になります 私でも説明しきれません それを読む相手も疲れてしまうでしょう 

その2つを凝縮させて映像化したのが今回の映画だと思ってます 
今回の映画をざっくりの形で説明すると

まずプロセカというゲームの世界観を元にしているので 
プロセカの子達】は夢や目標に向かって突き進んでいる子達その夢や目標に向かって頑張る子達を応援するのが各セカイのミク達

映画では 歌で想いを届けたいけど届けられないバツミクちゃんが夢を諦めた人達や悩んでいる人(想いの持ち主)にどうやって想いを届けるか1人では分からないから想いを伝えられる人(プロセカの子達)から学んでいく また伝え方や捉え方は人によって千差万別 いろんな想いがある

という事を伝えるストーリーです

分りやすい例をあげると映画序盤シブヤでglowという曲を路上ライブで歌っていた一歌(いちか) 沢山の人だかりで賑わっている その離れたところで 夢を諦めた帽子を被ったストリート系の男性モブ(?)が一歌の歌を遠くから聞きますが それだけでは心に響かなかったのですが後半のライブパートでビビバスがパフォーマンスをしているのを見て心が動かされ前向きになっていく 伝える内容は同じものだけれど伝え方 捉え方によって違うという いい描写がありました

映画にも描かれてた 各セカイのミク達は姿も異なるので 人に想いによって初音ミクって見え方 が違うんです
もちろん今回映画で登場したバツミクちゃんも映画をみた人にとって捉え方が違うので

伝え方捉え方が様々なように
いろんな初音ミクの形がある

というのがわかる内容だと思います

いろんな形があるからこそ この映画の感想も様々に綴っている人がいます 
そんないろんな形があるから こそ 楽しさが生まれてくるものだと 私は思います

~バツミクちゃんと閉ざされた窓のセカイについて~

*最初は伝えたくても想いだけが一方通行* 

映画に登場するバツミクちゃん 『届けたい人達に私の歌が届かない だから君の事を教えてほしい』と一歌達にお願いをします バツミクちゃんが届けたかったものが最初届かなかったのはなぜでしょうか

私が思ったのは バツミクちゃんが最初は気づいてほしい の一心だった それも【何に気づいてほしいのか】歌のフレーズが曖昧だった為 届かない人達にとっては 大切にしていたものがわからなくなってしまったから 【何に気づけばいいのかすらわからない】ので バツミクちゃんが声をかけようとしても邪魔なノイズとしてしか聞こえなかった

伝え方が最初は1つだけだったからだと思います
バツミクちゃん自身に伝えたい事は歌の形としてありましたが 歌詞が全部思い出せない となると 
ちゃんとした形にはなってない それどころかバツミクちゃん自身もなにを伝えたいか分からなくなってしまっている様に思えました 

もう無理 諦めたい こんなことやっても無駄など
負の感情で埋め尽くされ 心の余裕がない状態だと聞く耳も持ちません 

さらにはバツミクちゃんはある特定の人に気づいてほしい という訳ではなく 不特定多数の想いの持ち主に という事だったので 尚更伝えるのが難しい 
一歌達からヒントを貰いながらも相手に伝わらず
ついには拒否されてしまった それにより閉ざされたセカイが崩壊してしまうのは 避けられない事でした 一歌達がバツミクちゃんの想いを引き継いだ後 ライブをし たまたまそれを見たモブ達が 気づき取り戻し バツミクちゃんもそれに気がついて
真の姿になってミクちゃん自身も伝えられるようになったのは あまりにも都合が良すぎますよね
現実では不特定多数に思いを伝えるなんて簡単なことではありませんし 
※実際に私も自分の事気づいてほしい等の気持ちがあり今より言葉足らずな過去がありました

で す が ここからが重要 私の考察が入ります
※ここから文面ちょい崩れ

*閉ざされた窓のセカイと開かれた窓のセカイ 
このセカイが意味するもの*

映画を見た後 他の方の感想を私も少し見ましたが
そもそもセカイ自体あの映画だけじゃわからない!
詰め込まれ過ぎて終わりがしまらないような…
という感想がちらほらとあったので映画を思い出したらある事に気がつきました  

真の姿になって 歌い終った後 バツミクちゃんは
『待ってる』と言ってました ではどうして『待ってる』と言ったのでしょうか?
結局 閉ざされた窓のセカイってなんだったんでしょう? 

闇から開放された開かれた窓のセカイはすごく綺麗な場所になりました そこに想いの持ち主がやってくる事になります

そこで思ったのは 開かれた窓のセカイは夢や目標に対するスタートラインの場所だと思ったんです
そのスタートラインでバツミクちゃんは待っているのではないかと

窓はいろんな窓がありましたし バツミクちゃんは不特定多数の想いの持ち主を迎える事になる

映画をみた人に少し思い出してほしいのですが
閉ざされた窓のセカイで 【0と1のオブジェ(?)】が窓から出てきたり沢山浮いていたり 闇となって 一歌達の各セカイに流れ込み ミクだけ飲み込みました 私はなんで0と最初は デフォルトの初音ミクの腕のコードを表しているのかなと思いました もちろんそれも1つの解釈です (といっても真っ先に浮かびましたがw)

↑右腕の01

各セカイに流れ込んだ後の0と1は完全に割れて壊れていたので 初音ミクを失った表現の1つとも捉えられます

もう1つの考えとして初音ミクやピアプロキャラクターズを誕生させた クリプトン・フューチャーメディアが度々記事で ミク達の事をこういっています

【当社キャラクターは、クリエイトのハブであり、クリエイターの皆様の想いの語り部であり、ミライの象徴です。】 

これ かなり素敵で大好きな言葉の表現なんですが
これを映画に仮に当てはめてみると…


想いの持ち主が自分の想いを諦めようとしてその負の感情から窓から0と1が流れ込んだ描写があったので(わりと序盤の記憶) 
行動力や気力 が失われて 閉ざされた窓のセカイに流れ込み バツミクちゃん(クリエイトのハブ+想いの語り部)を拒否したことによって 夢や目標(ミライ)を失ってしまいセカイが崩壊した

↑なんか無理やり感ある気がする

崩壊して各セカイに流れ込んだ後の0と1って完璧に割れていて 25時ナイトコードで(通称ニーゴ)の奏が
0をくっつけようとしてたシーンで なにか意味があるのではと思っていて こういう捉え方も出来るのでは!? と今このnoteを書いていてまとめられたので  スッキリしました

0と1がなければ創作も出来ないですし なんならこの映画だって作られない訳です 創作以外にも当てはまりますが..行動を起こす力は並大抵のものではないかもしれない それでも動いてみたいな 叶えてみたいな そんな
最初のはじまりの未来に向けて1度崩壊して誕生したのが 閉ざされた窓と開かれた窓のセカイ 

だと思いました
もちろん創作したものや公式から提供されたものを見る側も感想を言う側も
プロセカをプレイする側だって
ちゃんとその一部  それが見られずにいたらそれこそ 埋もれていくものだから

そんないろんな窓があるセカイでバツミクちゃんは待っている 映画を見た私達の事だって待ってるかもしれないですよね

プロセカの各セカイの説明するとなると映画でも足りないですし むしろ説明出来る時間がない為
ぎゅぎゅっと濃縮させた形に仕上がったんだと思います プロセカの子達も最初から夢や目標に向かって頑張ろう! という感じではなかったので 映画がをみた後 気になる方は 是非 プロセカのセカイに触れてみてくださいね





~ライブパートとアフターライブ~

映画に書き下ろされた曲どれも良すぎましたね
1回目ビビバスに気をとられました
ライブパート…fullで聞きたかった..
正直一番だけじゃもったいないな その為のアフターライブなんですけど例えば最終週とかになったら
6曲全部アフターライブでやってくれないですかね…
それか セカライでやってほしさ…

・お気に入り・ライブパートのみで考えた場合 
ビビバス→バチャシン→ニーゴ→レオニ→モモジャン→ワンダショ


~小ネタやその他~

たくさんのクリエイターのボカロ曲やCDジャケット
セリフなど あの映画のなかでちりばめられた小ネタが多かったですよね 聖地巡礼も大変そうです

映画の1回目を終えて後日 渋谷で大きく宣伝しているということなので撮影に行きました

プロセカ自体がシブヤの街を中心に展開してる物語なので リアルに渋谷で味わえるのはとっても嬉しいもの バツミクちゃん私のスマホにも出てこないかなぁ

渋谷で初音ミク関連の大きな広告をみるのは
16周年以来… またこうして見れて圧巻でした

次もまたこういう街コラボやってほしさ


~終わりに~

今回はプロセカ視点寄りの感想にあえてせず
なるべく分かりやすいようなイメージの例えを書いたんですが いかかだったでしょうか?

プロセカ好きなのにプロセカ視点だとたぶんこんなかけない

似たような感想の方がいたら嬉しいし
このnoteをみてまたプロセカ映画見に行きたい!確認したい!と思ってくださる方がいたら嬉しいです

さて この感想を書いたあとは たぶん映画3回目行くと思うので 劇場で楽しめる期間の間 思う存分楽しみたいですね

この感想..もきっと誰かに届くはず..!
最後まで読んでくださり
ありがとうございました(*´ω`*)


舞台挨拶の ミク可愛かった



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