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《5通目》わたし(中学編)
先生へ
とっても尊敬してて、仲いいはずってれいんは勝手に思ってるけど、言ってないこともまあ大量にあるわけで…。5通目はわたし=れいんについて書いていくことにしました。
小学校の話から書いてもいいけれど、それが不特定多数に公開された時に、私は本当の自分がいる場所に帰ることができなくなりそうなので、(シンプルに大変だし笑)。中学校、高校のわたしについて書いてみようと思います。5通目はとりあえず、中学の頃のことだけお話しします。
中学の頃、私は「人と関わることが苦手かもしれない…」ということに気付き始めていました。一番それを強く感じたのは部活動をしているときです。まず、挨拶ができない。
先輩、先生とすれ違いそうだ。そもそも挨拶は…した方がいいよな。どのタイミングでやろう。こんな離れたところからやるのはおかしいか。多分だけど、すれ違うまで気まずくなるぞ。3メートルくらいの距離感に来た時にやる?えっとじゃあ、それまでは相手の存在に気づいていないフリをして下を向いて歩こう。ここまで計画した上で、いざ挨拶をするとき、「怖い、自分頑張れっ」って心臓がヒンってなるのが分かる。
「おはようございます…」
「おはよう」
はぁぁぁー、言えたぁーーーっ。
いつもこんな調子で、部活動の同級生の仲間に手を振る時ですら、そんな節があったように思います。
見えた瞬間抱きつく勢いで追っかけて声をかける友達は、学校で二人くらいはいましたが…笑。基本はずっと「すれ違いたくない」ということばかり考えて廊下を歩いていた記憶です。
部活動に話を戻すと…。自分で物事を判断して人を動かすのも怖いから、中学2年生までは部活中、大きな声が出せませんでした。本当にあってるか分からないことを言うって怖いし、(チームのためであっても)自分の要求を声にするって難しい。
うまくチームメイトの和になじむことができないまま(和の外からみんなが楽しそうに笑っているのを見ていた)、ずっと本音をこぼすことができないまま、長くて短い中学の部活、2年半は過ぎていきました。(でも、れいんは一人じゃなかったんだよね。それはいずれ書くかなー。先生はその人知ってると思いますが…。)
そんなこといいつつも、たくさんいい思い出もありました。特に鮮明に思い出されるのは、部活動の顧問の先生の言葉で…。
「できなくても、できるフリをしないといけないよ」
この言葉は、ポジションが変わり戸惑っていた私に、顧問の先生がくれた言葉。大きな声を出してプレーすることができるようになったのはそのあとからです。
20歳になっても、まだまだ大人にはなれなくて、できないことはやらないようにしている…。でもやっぱりどうしてもやらないといけないときは来る。そんな時、私は「できるフリ」をお守りにして、どうにか乗り切ろうとすることがあります。
部活動ってやっぱり、私みたいな引っ込み思案で弱い人間は性格から叩き直される。うまくいかなかったなあ。
でも、大切なお守りをもらえた。だからとっても感謝しています。書かなかったけど、なんやかんや中三のクラスにはなじむことができていました(そのこともいつか書こう)。中学の頃の私も、確かに今の私をつくってる。
成人式は絶対行かないって先生に言ったのは1年前。ほんとに行かないと思います(笑)こんなどうしようもない陰キャですが、あと最短2年間、よろしくお願いします。
みんな元気してたらいいな。
なんか懐かしいから、その時聞いてた「RAIN」でも聞いてみようかな。
2024.11.7 別に狙って言ったわけじゃないです。れいん。