《27通目》先生のドアから覗く高江①
先生へ
いつか研究室でお話しした話題の一つに、「高江のアメリカ軍のヘリパッド建設、抗議行動」がありましたね。まず、題名から硬いかもしれない。でもきっと、誰かが読んでくれるって信じる。書くのもちょっと怖いけど…。
私は基地、賛成・反対とかない(ある人から見ればずるい)沖縄の若者。といっても、基地って賛成とか反対とかって問題じゃないらしい。なんか私も、今はそう思ってる、かもしれない。(いずれ変わる可能性は十分ある)。
でもとりあえず、基地怖いし、抗議行動ってすごい怖いものに映っています。
それでも…。先生が開けたドアから見た高江は、ちょっと異質に見えた。ある時間の抗議行動に関しては、あまり怖いものには映らなかったんです。
ーなんとなく、あの時の会話のイメージはー
私は先生に一つの新聞記事を見せ…。
高江(という地域)の部屋には出入りできるドアが何百もあって。先生はその記事を見て、先生が鍵をもってる先生用の高江の出入り口まで、私を案内した。そして先生は鍵を開け…ドアから覗く高江は…。
私が見たこと、聞いたこと、感じたこと。それを次に書き上げていきます。
どれくらいの長さになるか分かりませんが、少し綴らせてください。
私も一度しか足を踏み入れたことのない高江。
予期せぬタイミングで顔を出す生き物たち。平穏と混乱の間に挟まれること以外は、ほとんどあなたと同じ。そういう、かけがえのない人。畑。ギター。平凡。洗濯物。笑顔。
美しくて、優しい、山原(やんばる)、
誰かのために背負わされた揉め事。
私はこの話の知識的なことは書きません。書けません。賛成・反対も書きません。
ただ先生のドアから覗かせてもらった高江という地域から、感じたことを言葉にするだけです。
2024.11.19 怖いなぁーこの話題書ききれるかなあ。 れいん。