《10通目》現場で「出くわす」こと
先生へ
近々歴史学のフィールドワークに出る予定です。私は「現場」に行くことがすごい好きなので(それはたまに先生に熱弁するけど…笑)、とても楽しみにしています。
歴史の現場では、ときたま「出くわす」感覚になるときがある。先生にも話した通り、自分や出会う対象の中の一定のリズムが狂う時、私は初めて人に出会った感覚になります。出会えると、出会った場所と私が結びつき、その場所が「私の場所」になってくれるような、そんな感覚を持ちます。
今の私には、歴史はとても遠いものに映る。だからこそ、現場に赴き、現場と私を結びつけることで、歴史をできるだけリアルなものにしていく(壮大に物語るわけでもなく、事実を並べるだけでもない、温かいリアルさを持った歴史にしていく)。そういう歴史は、歴史となった人々に優しくできるんじゃないかなって、今は思ってます。
優しい歴史は、出くわさないと綴れない。だから私は現場の風を受けることが好きだし、現場で出くわすことが好きです(時たま好きじゃない出くわし方をすることもあるけど、それも後になれば好きな感覚なんだよな…)。
きっと先生も現場で多くのことに出くわしてきたと思います。これからも先生のそういう出会いについて、詳しく聞いていきたいと思っています(という、勝手な決意…)。
今回は私の頭の「考え方」にとどめます。次の《11通目》は、私が実際に現場で「出くわした」お話について書き進めたいと思います。
先生に概要はお話していますが、全容はまだなので、ここで全てお話しし、記録、記憶としたいと思います(とはいえ、先生がこれいつ読むか分からないんですが笑、実はnote始めたこと、まだ言ってないんです)。
2024.11.9 近々フィールドワークだー、しに楽しみ。 れいん。