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ただ書き連ねるIT業界の病巣

これは深夜15時間労働を終えて
眠るわけにはいかないおっさんが
ただひたすらに事実を書き連ねたもの。
脳みそが満身創痍なので文法ひどいが
読みたい人だけ読めばいいと思う。

ここでいう事実とは、
自分の見てきた事柄であり、
地球が回っていることは真実であると
定義する。真実の追及、証明は
科学者に任せる。

■企業はデカくなり続ける必要がある
ざっくり説明すると法人税は、
前年度の収入にかかる。
がんばった翌年を維持しようとすれば
必然的に前年度の売上を上回らなければ
ならない。細かい財テクだの節税だの
内訳だのの話はしていない。あくまでざっくり。
法人税を含めて維持できればそれでいい?
それを自転車操業という。
病気になるスケジュール帳でも作れる人なら
可能じゃね?それができるなら人じゃねえよ。
老いをなめんなよ。日に日に体と精神に
ガタが来る。健康を空気のように感じる
かもしれんが、全くもって恵まれたことだ。
それを求めて多くの資金と時間を費やす人が
この世に大勢いる真実がそれを物語っている。

■企業は雇用創出が命題
労働を伴わない収入はない。
資本主義社会においては不労所得が存在
していることは真実だが、確かな不労所得を
得るためには労働が必須条件なことも真実だ。
労働に手を染めず不労所得を得れるほど
この世の中は甘くない。
どんなきれいごとを言おうと
企業家はつまり不労所得を得ることが
目的となるわけだが、そのためには
人に働かせるしかない。これ性悪説ではなく、
企業家が不労所得を得れるように
ならなければその企業は失敗するという話。
その理由はもう書いた。
ああ、アスリートと呼ばれる人種も
労働に含む。彼らは自己鍛錬がつまり
資本投資だ。自己を資本に変えることが
労働の本質なので。
資産運用?転がし続けて利益を得るために
どれだけのシミュレーションと実践と
初期投資が必要だと??
それはもはや立派な投資じゃない?
感想でしかないが。そうじゃないって思うなら
そうなんでしょ。親の地盤?知らん。
現代貴族は対象外です。

■ITが本来目指すべき効率化の矛盾
ITの命題は効率化にある。
時間もコストも人もカットして
他のリソースに回すことがITの役目だ。
それを行うためにはあまねく全ての
労働者が最先端技術を扱い続ける
必要がある。そんなことは不可能だが。
不可能だから、最先端技術を扱う専門家がいる。
最先端技術は習得に時間がかかる。
そこに至るまでの過程をすっとばして
いきなり導入が始まる。その最先端を行くと
されるのがIT企業である。
つまり、IT企業を回すためには必須条件がある。
・最先端技術を理解できる労働者
・その理解のための経験を積んだ労働者
・専門家をまとめ上げ、組織として動かす労働者

■みんなITってなんなのか知らない
言葉の分野が広すぎて、IT全てを理解している
技術者なんてほとんどいない。
フルスタックエンジニアなんて全員自称だ。
自分は恥ずかしくて名乗れやしない。
それを嬉々として表に出すのはよほどの自信家か
注目を浴びたい何かだ。
『ITのなんかしらを知っている』人をさらに
特化した分野で集めて各企業の『強み』を
出すわけだが、まず人材からして高価であり、
さらに言えばIT部門を持てない企業が圧倒的多数
なのが現実である。

■知らない+高度化=地獄スパイラル
技術を積まなきゃ高度エンジニアになれん。
高度エンジニアじゃなきゃ最先端を知れん。
最先端を扱えんと効率化が図れん。
なのでみんな外注する。ITを売るIT企業だって
人材の8割は非正規だ。だから自分みたいな
フリーランスエンジニアが成立する。
外注って金がかかる。
金をかけるから文句を言いたくなる。
文句を言えば知らなくても仕事した気になる。
効率化を図るためのITに何十年も前に
多大なコストをかけて巨大なインフラを作り、
最先端の思考ではすでに存在が
レガシー化したものを
維持しなければならない。
売る方は売上高を維持するために。
買う方は無駄なことを高圧的に押し付けて。
掛けたコストを回収するためにさらに
コストをかけて一体何が効率化なのか。

■若い世代に対する期待値の高さ
最先端技術はそれまでの技術の積み重ねに
あるので、それを扱う人間は積みあがっている
ことが前提になっている。なので新人に
対してやたらと敷居が高くなる。
「これくらいはわかっておいてほしい」が
やたらめったらふっかかってくる。

■本当の地獄
『しっかりチェックせんと殺されるぞ』
なんて言葉が現場では飛び交う。
チェック?重箱の隅をつつく仕事だ。
今日僕は、重箱の隅をつつくために寝ずに
仕事をして帰って、医者にかからないと体が
死ぬから寝過ごすわけにもいかずこんな駄文を
書いてる。どこかの誰かが画面に向かって
唾を吐きかける勢いで怒鳴り散らして時間を
溶かせるのは、僕らみたいな人間が寸暇を
惜しんで仕事しているからだ。
別に押しつけがましいことが言いたいわけじゃない。
労働ってそういうことだ。
あんたのくだらない楽しみのために、
心と体をすり減らしている人がいる。

■病巣の仕組み
・企業は売上を伸ばす使命がある
・ITの命題はコストカット
・IT+企業は存在そのものが矛盾の塊
・ITの高度化による人材不足
・過去のコストに対する補償を求めて
さらに投入されるコスト

■未来を変えるのはみんなの仕事
なんとかしたいのは山々だし、
全員の発想を変えるだけでみんなが
しあわせになりそうな気もする。
日本の場合、SIerに集中しすぎた人材を
ばらまくだけで解決するように思える。
あとは数十年かけてリテラシーの種を
撒けばつらつら書いてきた病巣なんて
すぐ解消しそうなものだが。
『今』を嘆くなら、『未来』を変えるしか
手段はない。それを成すには全員でやるしかない。

■守られすぎてる子供たち
まず税金を知らない。
これはただの実体験で、税金の概念を
考えるようになったのは働いてからの
話で、なんかふんわりとしか労働に対して
考えを持てなかった。
企業がデカくなるしかないなら、
人間は成長を続けるしかない。
自分は努力が大嫌いだ。
だから天才にはなれない。
強制的に自分の頭と体を効率化させんと
成長は望めない。死ぬほど嫌で、
死ぬほどつらかった今日の労働で、
知らず知らずのうちに努力を強制された。
これをもってまた激務に当たる。
アスリートとは、アーティストとは、
その天才どもは、自己の努力で利益を
生み出せる連中のことを言う。

■本当に言いたかったこと
世の中一つも甘くない。何一つ。
『○○してるだけで』何かになれる業界
なんてどこにもない。例えば
esportsで食っていきたいなら
esports以外からスキルを持ってくるしかない。
まずはゲームしよう!あとは情熱!!
なんていう奴を信じちゃいけない。
楽しめばプロになれる?バカ言っちゃいけない。
死ぬほどつらいことを強制されず自分から
やれる人間しか、選ばれた世界には必要ない。

嘆く前に知れ。知らなきゃ知れる環境に
身を置け。働かなきゃ食っていけない。
それが自分の見てきた事実だ。

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