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メインで使用しているヴィブラフォン-Musser M55について②
こんにちは。
Jazz Vibist の山本玲子です。
前回はこんな記事でした!!
■私が普段使っているメインのヴィブラフォン-Musser M55の推しポイント
音色が素晴らしい
機動力が高い
関連製品が多い
このうちの、1, 2, についてのお話でしたね〜。
今回は「3. 関連製品が多い」ということについて、お話しますね。
3. 関連製品が多い
これは、少しマニアックな私の持ち物の紹介になってきますが(笑)、
それを紹介する前に、押さえておきたいポイントが2つあります。
Musser社のヴィブラフォンは、
世界中のヴィブラフォン プレーヤーに愛用されています。
ユーザー数が多いということはすなわち、
⬛︎Musser社のヴィブラフォンに関連する商品のニーズが、世界で一定数以上ある
というのがまず第1ポイント。
そして、第2ポイントがなにかというと、
⬛︎普及率の高いMusser M55が、ヴィブラフォンのサイズの規格基準になっている
です。
ヴィブラフォンという楽器は、ピアノのように
鍵盤の幅や長さの規格が統一されていません。
そうすると、
あるメーカーのC-Cの1オクターブの幅と
別のメーカーの同じC-Cの1オクターブの幅が違う
ということがよくあります。
これの困った問題は、
例えば、
Musser社のM55で一生懸命練習していても、
別の場所で、
独自規格のメーカーのヴィブラフォンで
本番を迎え演奏することになると、
それまで練習していた幅の感覚が全く変わってしまう。
ということが起きてしまうことです。
「普段の体感的にここはドだ!」
と思って弾いても、
「え!レの音が鳴っちゃった泣」
となるわけですね〜。
それまでの努力が水の泡に(涙)
そんな悲しい結果を避けるためにか、
自然に普及率の高いメーカーをみんな使いたがる。
↓
施設や学校などが、その普及率の高いメーカーを所持するようになる。
↓
それを使う学生や演奏者が増える
↓
自分の楽器を買うときに、それまで使っていたメーカーを選ぶ
↓
そのメーカーの普及率が上がる。
なーんてことが起こっているとか起こっていないとか…。
とまぁ、上記の論理は私の想像ですが、
やはり普及率の高い楽器が
その楽器の規格の標準になり得るのは想像に難くありません。
実際、多くのメーカーでMusserのM55とほぼ同じサイズのヴィブラフォンを出しています。
この辺り、鍵盤のサイズについて気になった方は、先人達のブログやメーカーのサイトを調べていただくと良いと思いますよ〜😊
以上の点をふまえると、
ヴィブラフォンに関連した商品を作るメーカー側としては、
より多くの商品を売るために、
ニーズが世界的にあるメーカー、あるいは普及率の高いメーカーのサイズに合わせて作っていきますよね。
そうしてMusser M55に関連する商品が増える、ということに繋がります。
さて。
関連する製品が多いメリット
は、
やはり
「ヴィブラフォンの、何かこういうものが欲しい!」
という時に、
・既製品としてそれが存在すること
ではないでしょうか。
普及率の高いMusser社のM55でさえ、
他のピアノやギター、弦、管楽器等に比べれば
ごくごく僅かなもので(^_^;)、関連する商品はそんなに多くはありません。
ましてや、サイズとしては大型楽器なので、
ヴィブラフォンにフィットした何かを自分で作る
という作業は、思いの外大変💦
なので、
■関連製品が多いメーカーのものなら、
より欲しいもの(既製品)が見つかりやすい
というメリットが生まれるわけですね!
さらに、同じ楽器を持っている人が多いと、
色々と情報交換もできるので
そういう意味でもとても助かっています。
というわけで、以上が、
私のメインで使用しているMusser社M55の推しポイントでした〜💡✨
M55の関連商品
では、
実際に私の愛用するM55の関連商品をご紹介しましょう!
まずはこちらの紹介!!どどん!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70900965/picture_pc_2974ced6427f74affc3ffc7e83a9c716.jpg?width=1200)
これが何かというと、お察しの通りMusser M55用のソフトケースです!
私が使っているのは、本体フレームと共鳴管のケースのみですが、
下記リンク先を見ていただくとわかるように、
ペダル部分と鍵盤用キャリーケースもあります。
こちらは、コンサート打楽器の専門店bluemalletさんのオリジナルのものになります。
ヴィブラフォンを運んでどこかで人と演奏する場合、そのヴィブラフォンを運ぶ必要がありますよね。
ほとんどの方は、手持ちの毛布でくるんだり、
器用な人は市販の布でカバーを作ったりもしていますが、
こういったもので楽器を保護して、
それを車に載せて演奏場所へ持っていくんですね〜。
私はこちらを何年か前に購入したのですが、本当に
運びやすい
積みやすい
降ろしやすい
ので、頑張って買ってよかったなぁと思っています。
もう一点はこちら!
どどん!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70902550/picture_pc_5bd74b786c758a92cd6fb6b0d3953e01.jpg?width=1200)
…
って、写真の中のどれやねん!
てツッコミ頂いてますかね🤣
これは私の所持しているM55Gの方なんですが、
鍵盤部分の下に付いている、銀色のバーのことです。
別の写真で見てみましょうか。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70902672/picture_pc_9dc5b83c95a458987805641af02982ff.jpg?width=1200)
【K&K Sound Systems】と書いてあるこの銀色の装置。
これは、ヴィブラフォン用のピックアップマイクです。
K&Kはドイツにある、ピックアップマイクのメーカー。
ヴィブラフォン用のピックアップマイクといったら、この名前が真っ先に出てくるような、世界中のヴィブラフォン奏者達に知られたメーカーでもあります。
このピックアップマイクについての詳細は、また別の機会に触れたいと思います。なかなか面白い機材なんですよ😉
この装置は、M55専用というわけではなく、
基本的にはオーダーメイドで作ってくれるのですが、
注文する際のサイズの選択で、M55が主要な選択肢になっており
発注がしやすい上に サイズオーダーの際のトラブルが避けられるのは、
ひとつ利点かな〜と思います。
と、いうわけで、
■私が普段使っているメインのヴィブラフォン-Musser M55の推しポイント
について、2回に渡ってお話しました。
もちろん、他のメーカーの楽器にも素晴らしいところはたくさんあります^ ^
いろんなメーカーを聴き比べて、それぞれの推しポイントを探していっても面白いですね!
そして何か参考になったことや、ほうほう!と思うことがありましたら、いいね👍いただけたら嬉しいです!
ではまた、次回の投稿で!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
こちらのnoteでは、ジャズヴィブラフォンに関わる様々な事を、私、ジャズヴィブラフォン奏者の山本玲子の経験と視点で書いていく予定です。
まだまだ色んな可能性のある楽器ヴィブラフォン。
私も知らないことが沢山あると思いますので、皆さんと情報を共有出来たら嬉しいです。
何かヴィブラフォンについての疑問点や、こんな情報あるよ!というのがありましたら、お気軽にコメント下さい😊
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![山本玲子/Vibist, Composer](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69453998/profile_cd004e2e6c190f00240ccef675eb04ca.png?width=600&crop=1:1,smart)