開催レポート11「私が今思う「大学でできる学び」と「自分の将来の考え方」」
こんにちは。れいこう麗澤会では1月16日〜20日にかけ、オンラインキャリアトークという無料のキャリアイベントを実施しています。今回は1月19日(火)に実施した「私が今思う「大学でできる学び」と「自分の将来の考え方」」の開催レポートをお送りします。なおこのレポートは大学生サポーターの<タナカマリナ>さんが執筆してくれました!
講師紹介
阪井一仁さん
麗澤高校卒業後、三島由紀夫の文学を学ぶために茨城大学教育学部国語専修に進学。
話の内容
①変化する日本と変化する自分
皆さんは、10~15年後の日本はどうなっていると考えるだろうか。人力仕事が減り、学校の授業は完全オンライン化したり、荷物はドローンで届くようになったり…。今から10年前の日本は、スマホもハイブリット車も、サッカー女子日本代表も乃木坂46も今のように当たり前には存在していなかった。このように、10年以上経つと日本は変化してしまうことが分かる。恐らく現在から10年後も、現在より更に変化していくだろう。私たちに大切なことは、変化した未来に自分が「どう関わりたいか」である。
②大学選びは自分が獲得したい「専門スキル」で選ぶ
茨城大学教育学部にて、学習指導要領の内容や授業実践、専門科目の学習等の「学校教員」としてのスキルを学んだ。この「専門スキル」はやはり学部によって異なる。このように自分に将来やりたいことがある場合は、大学選びをする際に、自分が獲得したい「専門スキル」に注目すべきである。将来やりたいことがない場合でも、「自分が将来関わりたいこと」を極めやすい大学や、できるだけ難易度の高い大学を選ぶことをおすすめする。
③就活では120社面接
なんと120社の企業を面接したという。
なぜそんなに多くの企業を面接したのか。
それは、麗澤高校のOBによる助言があったからだ。
「100社受けても受かるのは1社だけだ。自分の世界を広げる良い機会になる。」と。実際120社受けてみて、自分の世界が広がったと彼は言う。
それは就活後に挑戦しているインターンでも生かされた。インターンにて議員の秘書見習いをした時は、その経験を通して、政治を間近で見ることで政治について初めて知ることが沢山あると感じた。
このように、やったことない体験から、自分の中で「アリ」か「ナシ」か選択肢を増やしていくことが大切である。将来の職業に繋がることが多くある。
④坂井さんの思い
皆さんには「麗澤」という縁がある。何かに悩んだとき、大きな壁にぶつかったとき、「麗澤の縁」を忘れず、麗澤の恩師やOBOGに相談すべきであると思う。全国、全世界に広がる「麗澤の縁」が、必ず皆さんの支えになると思う。
さいごに麗澤中高生に一言!
麗澤中高生の皆さん、どの選択も最後に決めるのは自分です。自分のした決断に最後まで責任を持って頑張ってください!
こんな質問が出ました
・中学一年生です。「将来のために勉強しなさい」とよく言われるのですが、今のうちから突きつめた方が良いですか。
→突きつめてください!必ず意味があります。
・国立大学、私立大学の利点を教えてください。
→国立大学は地元の企業に就職しやすいこと、私立大学は就活等の情報が入りやすい、また縦の繋がりが強いことが挙げられます。
・面接にはグループ面接はありましたか。
→ありませんでした。コロナの影響でリモートで行ったことが理由かもしれません。対面で行われていたらあるかもしれません。
感想・まとめ
麗澤高校の先輩という私にとって身近な方に、大学受験から就職活動までの話を聞くことができてとても感心が深まりました。私も大学が教育学部と共通点もあり、教員になることしか考えていなかった私に、教育学部で教員以外の道を開いた坂井さんの話を聞いてとても刺激されました。「学校教員」という「専門スキル」を生かせる場で働くことを目標に、これからの大学生活で意識して行動していきたいと思います。