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気付きとアイデア
こんばんは「零細町工場の社長」です。ちっちゃい町工場で品質の良いカッターマットを作っています。
昨日の続きです。厳しめの検品から弾かれた製品を、小さな傷や汚れあるけど、「かまへん?(=気にしない?)」割と名付けて割引販売始めたという話です。
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弊社は30年にわたりずっと他社からの発注で製造加工をなりわいとしてきた町工場です。それが紆余曲折あり、初めて自社製品を開発して市場に売り出し始めました。
一般消費者に物を売るという分野では、ルーキーもルーキーのまだまだわからないことだらけの赤ん坊です。わからないことも、ああこれ失敗だったんだあと思うことも多々ある日々です。
でも、「でも」と言うか「だから」、日々感じるさまざまな“新しい気づき”を、製品の「製造」や「販売」をより良くさせるために活かしていきたいと思っています。かまへん?割もその一環で生まれました。
ごくごく零細な町工場だからこそできるフットワーク軽い取り組みをどんどんしていきたいです。問題が起きたらすぐ対応したいし、そこを出発点としてより良い製品を作りたい、いつもそう思ってます。
小さい組織だからこそ「創造性」と「実行力」のクイックネスは磨きをかけていかないと。あとやっぱりボーっとしてたら何も気付けないですよね。「気付ける」ためにいつもアンテナの感度をビンビンにしておきたいです。
「仕事」に大切なものは「考える」ことだと常々思っています。そして「考える」には“材料”が必要です。その“材料”をどう集めるかと言われれば、つまるところ「よく聞き」「よく見る」のが肝要だろうなと。よく[聞き/見て]集めた事実の集積を使って、何かに気付けるのだなって。
それは自分以外の世界に、関心(と敬意)をもって世界との繋がりを(強く)意識することなんだろうなって。その“果実”として、“気付き”が得られて、その“気付き”をどう活かすかは自分のアイデア次第なんだなと。
ブログ、抽象的すぎて何言ってるか良くわからないと色んな人に言われます。昭和の厳しい先生が問題を間違ったら長い“物差し”で手の甲を即ビシっ!とシバいたように、私もブログの方向性を間違えたら即シバいてくれる先生がいて欲しいです。
いつも緊張しながら(でもなるべくは思いの丈を)綴っています。