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残業クッキング
こんばんは「零細町工場の社長」です。きょうもモゴモゴと残った仕事をひとつひとつ潰していきます。
そして夜がふけお腹がすいたので自炊。スーパーに買い物に行くとすべての値段がオスプレイの垂直離陸モードぐらい爆上がりしていて驚きますよね。我々、製造業の間でも原料の値段が問い合わせるたびに上がる“時価”みたいになってるという自嘲混じりの話をよく聞きます。
どうなっちゃってるんでしょうか。誰にもどうにもできない天災みたいな物なのでしょうか。多くの人が生活も仕事も直でダメージがあるはずですが
一方、百貨店地下の食料品売り場に行くと、野菜とか肉とかスーパーと変わらない値段のものもあったりしますね。特に旬の産地の素材や希少食材でいうと百貨店の方が安かったりもします。そして昨日は悪くなったバジルが50円ぐらいで叩き売られていて、おののきました。
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思わず買い物かごに入れまくってしまいました。値段壊れてるでしょ。でもバジルてすーぐ悪くなりますよね。足早すぎです。温度変化にも弱いし。バジル農家の方に大感謝です。
やっぽり消費者が扱いづらい食材て小売店も中々取り扱いづらいですよね。それでも作る。食べたい人がいるから。本当に素敵だと思います。54円で買い漁る浅ましさが恥ずかしくなってきます。
ということで、ジェノベーゼ(バジルソース)を作っていきます。
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先述したようにバジルは熱に弱く、金属にも弱いので本場では大理石のすり鉢にスリコギでバジルを潰していくそうです。細心の注意で食材を取り扱うと。
今回のジェノベーゼに使う食材は以下の通り
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バジルはあんまり触りたくないので硬い物から潰します。ニンニクと松の実。でもその前に…
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熱したフライパンで松の実を軽く炒って香ばしさを出します。ソースに松の実やニンニクの塊感が残るのが嫌なので、ブレンダーでしっかり砕きます。
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ここまでは良し。バジルは細心の注意を払わなくてはいけません。なにせ熱と金属に当てるとすぐ悪くなってしまいます。本場では大理石のすり鉢とスリコギで丁寧に砕いてペーストにするそうです。仮にブレンダーとかミキサーとかを使うとしても氷を入れたりするそうです。食材は細心の注意をもって扱うというとのことです。やっぱり本格じゃないとダメですよね。ということで
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そもそもが売れ残って傷んだ54円のバジルです。スピード重視でガンガンに調理していきます。仕事で疲れてるしね。でもニンニク入れすぎたかもな。若干重いな。あと角がある。軽く茹でたあとに潰しても良かったかも。
ソースが出来たところでイタリアの港町ジェノバの伝統的なパスタとして、平麺、ジャガイモとさやえんどうとタコなどをこのバジルソースと和えて粉チーズかけて食べます。
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まずはボールに作ったばかりのフレッシュなバジルソースをスプーン2杯程度塩味の強い羊乳のチーズ「ペコリーノ・ロマーノ」を擦って粉チーズにします。コク出しです。
そして麺を茹でるのですが、そのタイミングにその鍋に短冊に切ったジャガイモをドボン。そして麺茹で上がりの前に蛸ときぬさやをドボン。
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時間になったら先程ソースとチーズを入れておいたボールに入れて軽く和えて完成です。
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皿に盛ってからも、粉チーズを擦ります。生のバジルと松の実も全部使わず置いときゃよかった。上に添えたらおしゃれだったのに。後先考えられない下町の町人の悲しい性です。パスタ自体は問題なかったです。太麺は、茹でてる間に何度か味見し、芯が残っている生煮え状態じゃないかこまめにチェックして水揚げしたほうが良いです。キッチンからは以上です。
普段はこんな製品を作っています。切り心地や使い心地にこだわった高品質なカッターマットです。どうぞよろしくお願いします。