HSP(敏感すぎる人)日記
私の感情は私のものだ。
誰かと同じように感じないから、おかしいだなんて、変だなんて、言われたくない。
私の感受性は私のものだ。誰にも侵してほしくない。
私の痛みは私のものだ。皆悲しんでいないのに、なぜあなたは悲しむの? なんて聞かれたくない。
私の感動も私のものだ。他の人にとってはとるに足りないことでも、感動して胸が熱くなって、目からはらはら涙がこぼれる。
私のおかしみだって私のものだ。他の人が笑わないことでも、私にはおかしくてたまらない。周りの顔色をうかがいながら笑ったりしたくない。
3歳の息子がタイ焼きのことを「お魚のパン」と呼んだ。公園で通りすがりのおじいさんに何歳と聞かれて、「23歳」と答えた。私はおかしくなって笑って、嬉しくなって少し泣いた。
「しゅん、明日もきっとママのこと好きよ」って言う息子のブラックホールみたいな日本語に、吸い込まれて呆然として、お皿洗いの手が止まる。
変だよね。面倒くさいよね。
それでもやっぱり私は、私の感情をずっと抱きしめていたいよ。
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