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スウェーデンの児童書で、子どもの進路と幸福を哲学する
子どもには苦労をさせたくない
ママ友と久しぶりに夕飯を食べに行った。2人とも上の子がもう中学生。自然と塾や内申、受験の話に。子どもにどんな学校に進み、どんな職業についてほしいか、打ち明けあった。1人のママは「うちの娘には、手に職をつけてほしいんだ」と言う。
文学への思いを捨てられず、書籍翻訳者になった私も、娘には芸術の道に進んでお金の苦労をしてほしくないと思っている。また「女の子なんだし、家庭生活と両立不能な激務は避けてほしい」と願うのだった。
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