見出し画像

Xデザイン学校ベーシック#03(2021-0717)「エスノグラフィー」

授業冒頭の話は「学びはブリコラージュ」

授業の最初に先生がしてくださる人生哲学的な話しが、実は毎回一番心に残っていて、いろんなところで人に話したりしています。

今回の人生哲学は「学びはブリコラージュ」。おお、 なんだか美味しそうな名前だ。ブリオッシュの親戚? 脳内に美味しそうなスイーツが浮かぶ。

ブリコラージュ(Bricolage)とは、「寄せ集めて自分で作る」こと( Wikipedia )で、これを「野生の思考」という本でレヴィ=ストロースという哲学者が書いてるとのこと・・ググったら 100分de名著の記事が出てきましたので、これを貼っておきます。

要は、今の学びが果たしてどこに向かうのか、今は具体的に分からなくても、どこかで結合し、人生のどこかで役に立つ。学びや経験を寄せ集めて、自分らしいオリジナリティになるということかなと思います。

実は、私は学びが好きで、Xデザイン学校以外にも色々やっていて、結果、時間がなくて止まっているものや薄くなっているものもあり・・ このブリコラージュという言葉で勇気づけられた気分です(笑)。

ちなみに、私が好きで6年前から今も勉強中のファッションでも、古着を組み合わせてオリジナルな別の服に創りかえる「アップサイクル」というのがあります。まさにこれもブリコラージュですね。

ちなみに、これまでの人生哲学的な教養話は以下でした。
・1回目の授業は、後手に回る と 先手に回る
・2回目の授業は、アイヒマンテストからの分業制と民主化の罠

エスノグラフィーとは参加型の調査方法

エスノグラフィとは
行動観察に調査方法。調査対象の現場(集団)に、自分がメンバー or 準メンバーとして長期に参加し、自分ごととして現場の実態観察する。モノでなく人を見る。その場で「どうしてそうしたの?」等をインタビューするのをエスノグラフィックインタビューという。回顧型でないので真実が分かる。

授業で紹介があったこちらの本、著者の佐藤さんは30代で暴走族に実際に入っておっさんと呼ばれながら暴走族の若者の仲間になり、エスノグラフィーをしたというこちらの本、面白そうです。読んでみたいと思います。
佐藤 郁哉 (著)
暴走族のエスノグラフィー―モードの叛乱と文化の呪縛

前回授業の課題は「世間でこれが流行ってるとか・・ではなく、自分のやりたいこと、解決したいこと、熱意あることから、ビジネスアイデアを考えてくるように。」というものでした。これは、パーパスには熱量が大事だからだと思っていたのだが、エスノグラフィー的な目的もあるのではないかと思いました。なぜなら「自分のやりたいこと、解決したいこと、熱意あること」というのは、自分がそれに関わっていることであり、その課題が発生している場に参加していると言えるからです。

初めてのビジネスモデルの検討会

後半のチーム検討会。各自が持ちよった「自分ごとのテーマ」を共有し、どれをチームのビジネスとして扱うかを決める場でしたが、正直、全く時間が足りませんでした。他のチームは前日までにアイデア共有までやったというところもあり、その計画性が必要だったかと感心。

また、私達のチームのアイデアは、今回のクライアントじゃないところの方が既存アセット活用やDNA的にマッチするというコメントをいただきました。そこから、以前の授業で、企業のDNAを活かした新規ビジネスでないと難しい、全く関係のない分野は上手くいかない、と習ったことを思い出しました。「Why 〇〇〇〇(クライアント企業名)?」はクライアントのDNAの延長線にあるということ。

上手くいかないまま転がり1年間辛い思いで終わるのは嫌なので、皆で、マインドフルに前向きに取り組めるビジネスモデルを考えます。

いいなと思ったら応援しよう!