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映画「デビルズ・ダブル(悪魔の影武者)」 イラクの独裁者の息子ウダイの影武者が見た恐怖

平和の祭典が行われている今観るような映画ではないのですが、「Devil's Double (悪魔の影武者)」について紹介します。

アマプラで観ることができます。 (アメリカ版アマプラは日本語字幕無しです。日本のアマプラはわかりません。)

この映画の登場人物ウダイは、イラクのオリンピック委員長になった時に、試合でミスしたり良い結果が出せなかった選手を拷問にかけました。

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『デビルズ・ダブル』(The Devil's Double)は、2011年に公開された伝記映画で、ラティフ・ヤヒアの自伝的小説を原作としています。この映画は、イラクの独裁者サダム・フセインの息子ウダイ・フセインの影武者として強制的に仕えることになったラティフ・ヤヒアの実話に基づいています。

あらすじ

物語は、イラン・イラク戦争の最中、1987年に始まります。イラク軍の兵士であるラティフ・ヤヒアは、ウダイ・フセインにそっくりな外見を持つことから、ウダイの影武者として任命されます。彼は自分の意志に反して、この危険な役割を受け入れざるを得なくなります。

ウダイは非常に暴力的で不安定な性格であり、ラティフはウダイの狂気や暴力から身を守るために、彼の振る舞いを完璧に模倣しなければなりません。

映画は、ラティフがウダイの影武者として経験する恐怖や苦悩、そして自分自身のアイデンティティを失いかける様子を描いています。 ラティフはやがて、この危険な生活から逃れるための計画を立て始めますが、それには命を懸けた大きなリスクが伴います。彼は自由を求めて命がけの逃亡を試みることになります。

主なテーマ アイデンティティの喪失: ラティフは影武者としての生活を続けるうちに、自分自身が誰なのかを見失いそうになります。

権力と暴力: ウダイ・フセインの狂気と暴力性が描かれ、権力の腐敗とそれが人々に与える恐怖が強調されます。

自由と解放: ラティフの最終的な目標は、自分自身を取り戻し、自由になることです。

『デビルズ・ダブル』は、暴力的で暗い内容ながらも、ラティフの勇気と決意を描いた映画です。

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