ヘンリー八世の鎧(股間が大切だったヘンリー八世)
イギリスのテムズ川沿いにある中世の城塞、ロンドン塔 (London Tower )の博物館でイングランド王ヘンリー八世の鎧を見た事がありました。
体格が良い人だったので鎧も大きかったです。 で、鎧の股間が巨大なペニス防具で強調されているところは、いかにも好色だった彼らしいと思いました。 何がなんでも股間を守らねばならなかったのですねえ。
もちろん、大切な部分なのでしっかり守らなければいけないのですが、彼のペニス用防具はかなり誇張されていたのではないでしょうか。
肖像画の股間もすごいです。股間のふくらみの部分は コッドピース(codpiece )と呼ばれていて (cod は睾丸の意味)、股間の前開き部分を覆う布の事で、当時流行していたそうです。 ヘンリー八世、大きなコッドピースをつけています。股間を強調してます。さすがです。
王であり、大金持ちであり、権力のある彼は、「股間」も最高でなければならなかったのですね。
ヘンリー八世は6回結婚しました。 離婚したいがために、カトリック教会から離脱して、イギリス国教会を作ってしまったすごい人です。(カトリックでは離婚は許されていないので)
彼について興味がある方、「ブーリン家の姉妹」という映画がおすすめです。キャストもすごいです!面白いです!
ちょっとネタばれになりますが、メアリー・ブーリンは美貌を見初められ、愛人にさせられてしまいます。アン・ブーリンは無理やり結婚させられ、姦通や反逆罪により結婚2年後に処刑されます。4番目の妻は、クレーフェ公国(現在のオランダとドイツあたり)の公女で、肖像画交換による遠距離恋愛をしていましたが、実際に会った時「実物と違う!僕の好みじゃない!」と言い出し、即離婚しました。
ロンドン塔には、アンブーリンが処刑された場所があります。そこでそっと手を合わせ、彼女の天国での永遠の幸福を思い、涙しました。
ロンドン塔に行ったら、ぜひ彼女の処刑場所に寄ってみてください。
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