超個人的視点から、2019年国分寺市議会議員選挙候補者を紹介☆
4年前の市議会議員選挙は、なんとなく市内の勢力がわかってきた程度での選挙だったのだけど、ここ数年いろいろと活動に参加している中で、私なりに政治に対する視点が出てきたのもあり、個人的に今回の議員選挙はめっちゃおもしろい。
というわけで、そのおもしろさを伝えたく、超個人的視点から候補者を紹介します。ぜひ、みなさんもそれぞれの視点から候補者を比較してみてくださいね☆
そして、本当投票先は誰でもいいので、投票に行ってください!
投票率が高ければ高いほど、政治はこちらを向いてくれます。というか、向かざるを得なくなります。この一票に何の価値が、と思うかもしれませんが、政治にこちらを向かせるための一票です。
「ここに私がいるよ」
投票はそのメッセージになります。
【!!注意事項!!】
・私は基本的に、反市長派の意見を持っています。市の予算に余裕が出てきた今、市長が進める建設行政から福祉行政にもう少し配分を切り替えてもらいたいと思っています。
・多様な社会を表すために、マイノリティの立場を代表する方が、もっと議会に増えるべきだと思っています。なので、30代までの若手・女性・無所属の候補者をメインに紹介します。
・国政に対する意見はまた別です。市政に対しての意見です。
・私は、政治に関しては素人かもしれません。でも、素人の意見が切り捨てられてしまうことは、政治の本質ではないと思っています。プロの意見が聞きたいという人は、「この人はプロだ」と思う人を探してください。
・意見交換は歓迎なのでぜひコメントいただけると嬉しいですが、揚げ足取りみたいなのは苦手です。
☆市議会議員選挙について☆
そもそもの選挙について、簡単に解説します。
得票数
だいたい市議会議員選挙だと、1000票集まるかどうかが当落を決めると言われています。前回の選挙で当選した方は、下から895票・1021票でした。
国分寺市は、今回から議員定数が24→22に減ったのでやや厳しくなり、1200票あたりが当落線上かなと思います。
現在の国分寺の市政(市長の方針)
地方自治の市政にも国政政党の影響があって、今の市長は無所属となってはいるけど、自民公明の支持を受ける、建設会社出身、ザ・自民党の、建設行政が得意な市長。
国分寺駅北口エリアの再開発が一段落ついた今、市長の関心事は、市庁舎移転・建て替えと、リサイクルセンター、道路整備。一方で、福祉政策にはあまり明るくないのか、驚くほど予算が落ちてこない。
一番負担が大きいと市長が訴える民生費が、正直一番足りてない印象。
政党と会派
今回立候補している候補者も、政党に所属している人が多いです。
まずは市長派の自民党、自民党と連携を組んでいる公明党、旧民主党から分裂した立憲民主党や国民民主党、「確かな野党」共産党、社民党などの国政政党に加え、東京の地域政党として、生活クラブ生協の活動を基盤に持つ生活者ネットワーク、さらには新しく生まれているグループ所属だったり、無所属だったりと、様々な背景がある。
ちなみに、議員は当選したらすぐに、市政の中でグループを組んで公約を実現していこうとする「会派」 をつくる。基本は政党をベースに会派が組まれるが、無会派の議員さんもいる。
☆☆候補者紹介☆☆
というわけで、いろんな意味で気になる候補者を紹介します!
注意事項に書いたように、全員を紹介する気はないので、あとの人については、一番下の選挙公報をご覧ください~。
◆幸野おさむさん
幸野さんは、現在3期目、いよいよ議員としての油が乗ってきています。
ちょ幸カフェという、誰でも参加できる市政について語り合う場を定期的に自ら主催していたり、普段から市民活動に積極的に参加し市政の勉強をしていて、組織ではない市民の声に耳を傾ける姿勢は間違いない。
2年前の市長選挙の結果から、国政と市政を切り離すべきだという信念を持ち、今回からは共産党を離れて無所属無会派として立候補。基盤がなくなった分、ママ友が結集して選挙戦をサポートしてます。
議会では、数字データを基にしたわかりやすいパネルを提示して、「論戦」という言葉の通り、戦いながら、議会を市政について議論する場として最大限に活用している。
特に、市の人口動向の議論は必見!開発が進み増え続ける人口に対して、市長が「微増」と言い続け、想定外だから仕方ないと福祉への対応を遅らせている矛盾を突いています。教室不足や学童不足や待機児童の理由はここにあり。
個人的に、超応援したい候補者さん。
http://blog.kokosati.com/
◆岩永やす代さん
岩永さんは、生活クラブ生協の活動を基盤にした、生活者ネットワークからの候補者で現在2期目。生活者ネットは3期までで候補者を交代するので、当選したら今期が最後となる。
生活者ネットの基盤である生活クラブ生協は、昔から環境問題や子育て支援の活動を熱く展開してきた。もちろん岩永さんも熱く、さらに生活者ネットの中で、政策策定を担当するなど、政策全般にも明るい。
そして、どこにでもいそうな普通な雰囲気なだけに、本当にどこにでもいる。人が集まって何かするとなると、そこには必ず岩永さんがいる。とにかくフットワークが軽い!そのため、市民の状況は、本当によく把握している。
この前、認証保育園で待機児童問題が出たときも、次の日に話を聞きに来てくれ、それを市長にしっかりと伝えてくれた。
不登校の子どもたち、学校生活に困っている発達凸凹児など、本当に1人1人の状況に寄り添い、その困りごとに丁寧に向き合い、政治として何ができるのかと、真摯に向き合い続けてくれていて、「誰も取り残さない」共生社会に向けて、いつも熱い議論をしてくれる。
岩永さんも、個人的に超応援したい候補者さん。
http://iwanaga.seikatsusha.me/
◆だて淳一郎さん
立憲民主党からの候補者。衆議院議員秘書から市議会議員になり、現在1期目。まさに立憲民主党!という感じで、地味だけどぶれない印象。
ご自身も子育て真っ最中というだけあり、働く親だけではなく、働かない親のための一時保育施設について要求するなど、しっかりと子育ての現場を見てくれている。
さらに、国分寺市内の西側を拠点としているようで、忘れられがちな西側地域への還元をはっきりと明示してくれていたのは、だてさんだけ。
市内の西側住民としてはぜひ応援したい候補者さん。
http://www.datejun16.net/
◆皆川りうこさん
現在6期目のフェミニスト議員。気になった条例や政策について細かく調べていると、皆川さんの議会の発言が出てくることが多い。
子どもの権利条例ってどうなってるんだろう?と調べると、過去に条例を提案されていたり(否決されてしまったけど)、保育園の保育の質の議論について調べていた時には、保育園向けの広報紙を保護者にも配布すべきだと、私が常々思っていたことをまさに言ってくれていたり。
すごく細かいところまでしっかりと見ていて、議会報告書を読んでいてもいつも矛盾がない筋が通った報告。
ぜひ、今後も議員として活躍してほしい候補者さん。
https://minagawa-riuko.jp/
◆はせべ豊子さん
立憲民主党から、初めての立候補。正直ご本人のことは、私は知らないんだけど(お見かけしたことはあるような気がする)、子育て広場「コアラッコ」を作った方として、きっとママの間では有名で熱い方なんだろうと思う。
子育て支援の活動をしていた方が、市政に入ってくるのはとても嬉しいので、ぜひがんばってほしい。
http://toyokohasebe.jugem.jp/
◆高瀬かおるさん
◆津村ちさとさん
岩永さんも所属する生活者ネットワークさんは、SDGsの取り組みや子どもの人権保護など、世界的に最先端の視点で主張をされている印象がある。
なので、ぜひこのまま3議席を確保して、会派を保って欲しいと思います。
津村さんは今回が初の立候補。高瀬さんは現在2期目で、岩永さんと同じようにご活躍されているんでしょうが、あいにく詳細を知らないので、すみませんがお二方まとめて、がんばってほしい。
http://kokubunji.seikatsusha.me/
◆かいよしとさん
酔っぱらって議会に現れて厳重注意を受けるという、異端で破天荒な議員さん。無所属無会派ながら、熱い支援基盤があり、それが脅威となっているのか、前回の選挙の際には、かいさんを陥れる怪文書がポストに入っていた。
市庁舎建設を推し進める市長と戦う気概を感じるので、こういう議員さんがいた方が、市政も面白くなるだろうな。
と、思っていましたが、どうやら酔っぱらって議会に現れた時、車で来てたとか。この時代にそれはないですねー。残念。
◆本橋たくみさん
自民党・一番の期待の若手議員。現在2期目。前回は4262票という最多記録でのトップ当選を果たしている。
都市計画が専門分野で、50年続くまちづくりの視点で市政に取り組んでいる。そのため、正直子育てや福祉への関心度はやや低めの印象だが、市長との相性が良く、公約実現度合いは高い。
という中で、選挙公報に「産みやすく、育てやすく、学びやすく」と、聞こえの良い言葉を出してくるあたりは、さすが自民党期待の若手。50年後を見据えているのに、本当に目の前の子育て世代を支援する気があるのかどうなのか。今後も、しっかりと見届けていきたいと思っています。
http://www.motohashitakumi.com/
◆丸山哲平さん
前回、松下政経塾からの期待の新人!本橋さんの対抗馬!と思っていたら、同じく思った市民の方が多かったのか、2950票で2位当選。さぁ、経営感覚をどう生かしてくれるのか?と期待していたのに、気が付いたら会派を自民党の会派に移動してしまっていた。効率よい議会運営で経営感覚を生かすようです。
今回も無所属で出てはいるけど、自民党の推薦をもらっているので、まぁ自民党枠ですよね。
今の市政の収支バランスが、今後も健全に続いていくものなのか、しっかりと見極めた上で、しっかりと市民に説明して同意を得て欲しいんですが、どうなんでしょうか?
http://www.teppei-maruyama.jp/
◆山中光平さん
今回一番若い30歳の候補者。ゼロの会という、ホリエモン門下生による政党の一員。ホリエモン門下らしく、議員の日当制などを提案しているけど、その結果どんな社会を実現したいのか、というあたりがやや見えにくいあたりが、現状への評価が得意なコンサルタントさんという印象。
新しい世代が入ってくるのはおもしろいなぁと思ったりで、やや動向は気になるけども…。
https://zero-party.jp/
◆中山ごうさん
共産党の若手議員さん。現在2期目。共産党の議員さんは市民要求などとのつながりが強く、PTAや保護者会の活動をしてると時々現れる。小学校へのエアコン要求など、テーマを決めて戦うやり方は、さすがの「確かな野党」。
共産党の確かな基盤の上で、今後もがんばってもらいたい。
http://www2.jcp-tokyo.net/go-nakayama/
◆高橋りょう子さん
多分国分寺に引っ越してきて、わりと早い段階で訪ねていらした議員さん。さすが創価学会を基盤に持つ公明党。選挙のイロハは熟知してます。
彼女も西側に力を入れてくれてはいるのだけど、やや高齢者福祉に強い印象。
現在7期目。ベテランさんです。
https://www.tryoko.com/
◆国分寺市議会議員選挙公報
その他の候補者さんや上にあげた方々さんの公報はこちらからご覧ください!
投票日は4月21日!
というわけで、4月21日(日)朝の7時から夜の8時まで。
みなさまの清き一票を、みなさまの声を聴いてくれると信用できる候補者さんに、ぜひお預けください!
不在者投票なども始まっているので、21日に都合が悪い方はぜひ仕事帰りにでも。
「ここに私がいるよ」
その一票の積み重ねが、社会をつくります。