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えいたその好きなところ
2020年11月16日に、でんぱ組.incのオンラインライブ「THE FAMILY TOUR 2020 ONLINE FINAL!!~ねぇ聞いて?宇宙を救うのはきっと……~」で、えいたそこと成瀬瑛美さんが、卒業を発表しました。
えいたそが卒業するまで、あと約3ヶ月。
自分が「アイドル成瀬瑛美」をなぜ好きなのか、改めて考えました。
えいたそは平等な愛の体現者
三次元のアイドルは二次元とちがって生身の人間なので、当然ファンへの対応に「完全な平等」はないと思われます。
そこには新鮮な反応があり、均一ではありません。例えば「来てくれて嬉しい」も、「何言ったのかわからなかった…」という反応もあります。人間同士のやりとりだからこそ起こる、あらゆることがあります。
当たり前ですがそれは自然な事で、生身のアイドルの大きな特長です。
夢眠ねむさんは著書「まろやかな狂気」の冒頭で「平等とかを掲げてくる人たちに、怯えることなく不平等に。」と書いています。
その言葉を、私は100%正しく理解したとは思っていません。ですが、物事に役割や名前を与え、翻訳することでたくさんの魅力を引き出していたのがねむきゅんだったかと思います。
その一方で…。「平等で大きな愛」を、生身の人間のまま実践し続けているのが、えいたそなのではないでしょうか。
「平等で大きな愛」の前では、受け取る側の「役割」は関係なくなってきます。どんな人でも大きく愛されるからです。
そのために、えいたそは「えいたそ」(=ボクらの太陽)なのかなと思います。つまり、えいたその明るくハッピー⭐︎で、一見エキセントリックにも見えるキャラクターは、自分が1人特殊な役割に立つことで、私たちを全員、平等な愛の下に置いているんだと思うのです。誰も置いていかない、全員すべからく愛してみせるというえいたその姿勢そのものなのかな、と感じます。
でもそれって現実的には…実現不可なんじゃないの?と思うこともあります。だってえいたそも生身の人間なんだし。
実際私自身も、えいたそと(主に自分のせいで)ごめん…というやりとりになってしまったことは何度かあります。
でもこんなにもみんなに平等に徹したキャラクターで接することで、「限りなく平等に近い愛」を日々行ってる人って、他にいるのでしょうか?えいたそはたぶん本当に、「平等で大きな愛」を信じてるし、私が知ってる中での一番の体現者です。
えいたその、メンバーへの感じ
えいたそはメンバーに対しても「役割を持たせない平等さ」を持っています。
今年5月に発売された「でんぱ組.incぴあ」では、約2年前に加入したねもちゃん、ぺろりんに対しすぐに馴染めましたか?と聞かれ
「いや、最初はやっぱりでんぱ組.incを好きって言ってくれてるねもぺろちゃんだったので、『あ、でんぱ組.incのえいたそでいなきゃいけない!』ってめっちゃ勝手に緊張してました(笑)。」
という回答には前述の意識が感じられますし、
何より「ねもぺろのふたりは妹のような感じなのでしょうか。」への答えが
「実は私はそういうファミリー感は好きじゃないんですよ。できるだけみんなが等間隔に対等な存在でお互いいたいなと思うタイプなので。」
だった時は衝撃を受けました。さらっ…と書いてあるけど…。
でんぱ組.inc内では、例えばみりんちゃんが「大黒柱」と言われたり、役割ありきの「ファミリー感」って結構ある気がするのですが(そしてそれが悪いとかでは決っっっしてないです)
えいたそは、やっぱ、えいたそなんだよな…。と思いました。
特徴的な声や振る舞いから、「www」みたいな対応とられることもあると思うのですが
そのキャラクターの裏づけが、「平等なでっっかい愛」だというその信念。えいたその姿勢が、大きな愛が、私は好きなのだなと思いました…。
あとがき:ライブをみた時の私の反応など
ライブ前、なんとなくえいたその「絶対見て欲しい」という言い方がいつもと違ったし、えいたそだけ、特別な衣装「アルティメットセーラー」を着用してる写真をツイートしたり(これはライブには関係ありませんでしたが)、「何かあるのかな?」という感じでしたが、やっぱり発表にはびっくりしてしまい
「卒業することを決めました!」とえいたそが言った瞬間に、絶叫しながら本当にソファから転げ落ちました。あとで同居人に「こうやってソファから落ちた」と再現して見せようとしたのですが、できませんでした。
でも、「生涯現役」を掲げ、アニソンシンガーを目指す、えいたその決断は素晴らしいと思います。
アニソンシンガーはえいたその大きな夢だから、もちろんアイドル卒業は寂しいけれど、嬉しい気持ちでいっぱいです。これからも、応援させてください。
まずは、残りのアイドル期間たくさん応援させてください。おーれーの、えいちゃん!