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こぐれ学園の魅力
R4年5月10日
zoomにて ウェルフェアズパーク勉強会
勉強会は群馬県にある「学校形式のデイサービスこぐれ学園」の学長小暮康弘先生でした。
元々、大学教授で古典文学を教えていた小暮学長。様々な流れを経て「介護保険で通える大学」を設立しました。
ここはどこ?私はだあれ?
認知症者(以下本人)は、2%以上の脳の萎縮によって短期記憶を犯し、症状が発症する。「まだごはん食べてない」「今日は何日だっけ?」「ここは一体どこなんだ」という、関わる側が困ってしまう症状で本来の本人を覆い隠してしまう。
そのため、残されている98%の健康な脳が持ち続けている「本来の自分」と向き合うことを難しくしていく。自分自身が歩み得たたくさんの財産である「長期記憶」その宝箱を開ける鍵・・・
こぐれ学園の日課
こぐれ学園はだれしもが経験したであろう「学校」という場、そのものを提供し本人の「長期記憶」という宝箱をゆさぶる。朝の会から始まるこぐれ学園では、1日に3時間の授業が行われ、休み時間には利用者同士のコミュニケーションが起こるそう。
質問はなしの、文字を書いていくという授業ではあるが、利用者は1時間の授業を集中し聞くことができている。
授業は一コマ単位で教員を採用。少子化で、教えたくても教えられる場所のない人がたくさんいるため、求人はすぐに埋まったとのこと。
講師の中には、利用者もいた、と。
数学教師をされていたAさん。
皆の前で、因数分解について授業を展開するのだという。毎回、毎回。丁寧に。
デイサービス利用開始時には全く表情のなかったAさんが、教鞭を取るうちに
「いってきます」
「ただいま」
と、奥様へ送迎車に乗り降りする際に声をかけるようになったという話を聞き、グッとくるものがあった。
「社会復帰」は、あきらめなければ何歳になっても可能で、
それを成すために、支援者は何ができるのか、
もっともっと考えたいと思いました。
報告文章を作成するまでにずいぶん時間を要してしまいました。
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ウェルフェアズパーク(Welfare’s Park)
日本の福祉業界を担う志ある福祉ワーカーたちが集うコミュニティです。福祉ワーカーのための学びの場、交流の場を提供し、独立やキャリアアップ、共同事業などに挑戦していける場所です。
詳しくは、こちらから
https://welfare-s-park.mystrikingly.com