不妊治療初期に行う検査内容と私の不妊原因
どんな検査するの?
女性の場合、血液検査やエコーなどが最初に行われます。
・ホルモン検査
・子宮内膜の検査
・卵管疎通性の検査 などなど
(←卵管造影検査後の半年は卵管が広くなって妊娠しやすくなるゴールデンタイムと呼ばれている。痛みの具合は個人差あり。)
男性の精液検査も同時進行で行います。精子の運動率、奇形率など。男性は何歳になっても子供が出来ると思っている方も多いですが、運動率は下がり、奇形率は上がっていく。つまり精子の質も悪くなっていく。これは知っておいた方がよい事実ですね。
女性だけに「早く結婚した方がいいよ、早く子供産んだ方がいいよ」というのは大間違い。男性側の問題でも辛い不妊治療をするのは女性側であることがほとんどです。
クリニックによって違いがあると思いますが、結婚前のブライダルチェックと呼ばれるものも、このような検査内容が多いのではないでしょうか。
夫婦間の検査
・フーナーテスト
通院前夜に夫婦生活を行い、クリニックで子宮内に残った精子を採取し、精子の状態を確認するテスト。一定数の精子が元気に泳いでいれば問題ないのですが、精子が泳いでいない場合は自然妊娠率が低い。さらなる検査が必要になる。
・抗精子検査
フーナーテストの結果が不良だった場合、女性が精子に対する抗体を持っている場合があります。精子を異物と認識して攻撃してしまうのです。この抗体を持っている割合は500人に1人。血液検査でわかります。
これらの検査は一般的なもので、それぞれの状態に合わせて不妊の原因を探るための検査は様々なものがあります。
フーナーテストで不良でした
私の場合は、夫婦それぞれの検査では全く問題なかったのですが、フーナーテストが不良でした。よって、抗精子検査を行ったのですが、こちらは問題なし。さらに精密検査を行ったら、夫の精子との相性が悪いことがわかったのです。つまり他人の精子であれば妊娠可能ということ・・・。
「お互い、別の人とだったら子供が持てるかもしれないけど、そうもいかないでしょうから、タイミング法はとばして、人工授精始めましょう。」
医師にそう言われて耳を疑いました。この人と生きていこう、この人の子供が欲しい、そう思った相手の子供を自然妊娠できないと、さらりと言われてしまったのですから。
具体的に説明すると、膣と子宮を結ぶ部分の頸管の粘液に精子が触れると元気がなくなってしまうという現象が起こるようです。つまり、頸管を通過させずに、一気に子宮まで元気な精子を注入すれば妊娠可能、というのが医師の見解でした。ならば、やるしかない。人工授精を決めました。
ただ、後に転院することになるのですが、転院先の医師には人工授精は無意味だと言われました。見解の相違なのかもしれませんが、本当に無意味なのだとしたら私の時間とお金を返して欲しい!と腹の立つ話です・・・。この話はまた改めて。