
【インドガイド】超基本情報:アクセス、時差、治安、ベストシーズンを紹介
インド旅行のベストシーズン
出典:気象庁(http://www.jma.go.jp/jma/index.html)
インドの季節は乾季、雨季、暑季の3つに分かれます。
全域を通して10月~5月が乾季にあたるため、過ごしやすく旅行におすすめ時期となります。
その中でも特に過ごしやすい気候が3月と11月。平均気温は22度前後になり、服装も軽く荷物が少なく済みます。
逆に6~9月は上のグラフからもわかる通り、非常に熱く、雨ばかりの観光日が続きそうです。
日本からインドへのアクセス、所要時間、時差
日本からの直行便があるのは以下の3都市になります。
デリー(インディラガンディー国際空港)
ムンバイ(チャトラパティシーヴァジー国際空港)
チェンナイ(2019年10月に運行決定)
すべての都市で日本から約10時間ほど要します。反対に、インドから日本へのフライトは8時間~9時間で済みます。
時間はかかりますが、直行便でなくドバイ経由で行くと少々お値段は安くなることが多いようです。
時差は3.5時間日本より遅いため、日本がお昼の12時のとき、インドはまだ朝の8時半です。
インドへの渡航はビザ申請が必須
ビザを取得するには、大使館・領事館で申請する方法(観光ビザ)とインターネットで申請・取得する方法(eツーリストビザ)があります。
いずれも申請するにはパスポートが必要ですが、有効期限が6か月以上残っていることが条件になります。
もしインドへの長期滞在を必要としない方であれば、簡単なインターネット申請の方がおすすめです。
観光ビザ
事前にオンラインで申請し、その後東京九段下のインド大使館で申請します。
入国日から90日間滞在可能。有効期限は180日。渡航回数無制限。申請料1200円+手数料が必要。3~5営業日ほどで完成します。郵送での申請もできます。
必要書類
パスポート
申請書(下のサイトからオンライン申請書を印刷)
証明写真
https://indianvisaonline.gov.in/(英語)
eツーリストビザ
入国4日前までに申請する必要があります。
入国日から60日間滞在可能。有効期限は120日。渡航回数2回まで。申請は25$の料金がかかります。
必要書類
パスポートの顔写真のページのPDFファイル
顔写真のJpeg画像ファイル(350×350、背景色は白)
クレジットカード(VISAかマスターカード)
水道水は飲んではいけない
他の国もほとんど同様ですが、ペットボトル水を購入しましょう。特にインドの水道水事情は最悪レベルです。透明なコップに注げば濁っていることもあり、注意が必要です。
そもそも日本では軟水を日常的に飲んでいますが、インドでは硬水が一般的。そういった水質事情もありお腹を壊しやすいです。
レストランやホテルでも沸騰させた”Boiled water”をもらえることがありますが、完璧に沸騰されたかは一応疑問をもちましょう。
観光地であれば英語は通じる
インドの公用語はヒンディー語と英語と定められていますが、合計22の指定言語が存在しています。調査によると英語を話せるのは全体の約2割と言われますが、観光地のレストラン、お土産屋など、店員さんはカタコトの英語を話してくれるのでそんな困ることはないと思います。
ちなみにインド英語はヒングリッシュ(ヒンディーイングリッシュ)と呼ばれることもあり、独特な発音や言い回しが存在します。
治安は悪い(外務省HP参考に作成)
インド自体の社会情勢は安定しているため、近年は大きなテロや暴動はあまりありません。
ただし、経済的格差が広がりつつあるインドでは、一般犯罪が年々増加しています。渡航前に被害例を確認しておくだけでも予防につながりますので、必ず外務省ホームページをチェックしましょう。外務省公式
睡眠薬強盗
気さくに話しかけられ、一緒に飲んでいる最中に睡眠薬を混入され、意識混沌としている中で金品を奪う被害が日本人に多く確認されています。
トイレに行ってる隙にドリンクに入れられることがほとんどですが、小さな店では店員もグルの可能性があるので十分に気を付けましょう。
女性への暴力被害
デリー,コルカタ,アグラ,ジャイプール,リシケシュ,ブッダガヤでは,日本人女性旅行者が悪質な被害にあってます。日本語で話しかけ,日本での滞在経験に言及するなどして旅行者を安心させてだます巧妙な手口も発生しているため十分な注意が必要です。
ニューデリー駅周辺は特に治安が悪く、なにがあっても夜は絶対に出歩かないようにしてください。また、女性の一人旅は特に危険なため、昼間でも狭い路地、勧誘されるタクシーは避けたほうがいいでしょう。
トランプ詐欺(バックパッカー談)
「トランプ」に誘われたら警戒心を最大まで引き上げてください。親切な感じで近づき、夜になるとトランプしようよ!とホテルの部屋や狭い路地の店に誘われます。そこで上記2例の被害につながることが多いため、本当に気を付けてください。
チップは観光地では渡した方がよい
まずはインドの通貨はRs(ルピー)です。2021年時点で、1ルピーは約1.5円を推移しています。
インドの国自体はチップ文化は元々ありません。
しかし、観光地を中心に少しずつ根付いているようです。そのため、絶対ではありませんが、ホテルなどサービスを受けた際には渡した方がベター。レストランではチップ価格が含まれていることも多く、その場合は渡す必要はありません。
チップの相場として、
・ホテルでスーツケースを運んでもらったとき:Rs20~40(約30~60円)
・部屋の清掃:Rs10(約15円)
これくらいが妥当かと思います。もちろん、想像以上のサービスを受けたらプラスで渡すのがスマートでしょう。
インドの生活、文化
インドの人口
13億6,641万人(2019年時)。
人口が10億人を超えている国は中国とインドのみです。ちなみに日本は1億2千万人ちょっと。
インドの面積
日本の8.7倍。首都はニューデリー。
インドの宗教
ヒンドゥー教徒79.8%、イスラム教徒14.2%、キリスト教徒2.3%、シーク教徒1.7%、仏教徒0.7%、ジャイナ教徒0.4%(2011年国勢調査調べ)
ちなみに現地の方に宗教を聞くと、ムスリム、パンジャビと答えが返ってくることがありますが、それぞれイスラム教徒、シク教徒にあたります。
ムスリム = イスラム教徒
パンジャビ = シーク教徒
食事
カレーなど、スパイスを使った食事がメインです。現地に行けばわかりますが、365日3食すべてカレーの方も少なくないイメージです。
ヒンドゥー教の方は牛は神聖な動物として崇拝されているため、タブーとされる食材です。逆に不浄な動物とみなされている豚も食べません。
ただし、多宗教のため、街にでれば牛肉料理もたくさんありますよ。
列車
列車内はカオスです。勝手にお祈りを唱えてお金を請求してくる人もいます。最近では外国人専用の車両もできたという話を聞きました。
時刻、料金、列車名を知りたければ、「erail」というサイトが便利です。
また、列車内では簡単に荷物をすられるので、防犯グッズとしてワイヤーを必ず用意しておいてください。個人的にはコンパクトになるバッファローのワイヤー巻き取り式ダイヤルロック一択です。