女性として雅楽をする事の辛さ
今日はかつての趣味であった雅楽について話します。
私は新興宗教の奈良県のとある大学の部活動で雅楽をしておりました。
今日は女性として雅楽をすることの辛さについて話します。
私は大学一回生から三回生の夏までその部活に所属しておりました。
雅楽は奥深くて楽しいのですけれど、人間関係にとても苦戦しておりました。
あの部活で男性嫌悪症にまでなるほど嫌いになりました。
なぜ雅楽する女性が少なくて、人気がないのか、お伝えしたいと思います。
一つは
雅楽は、神社、寺院で演奏される儀礼の音楽である。
今から1300年ほど前の奈良時代は、律令国家で、内教坊と呼ばれる女性が儀礼に参加できる機関が設置され、女楽(おんながく)、女舞(おんなまい)が演奏されていました。
奈良時代や平安時代初期まで機能していました。律令国家で国際色豊かな都を建設し、様々な考え方があったからだと、私は考察します。
しかし、日本は、江戸時代から男性至上主義社会で、女性が神社仏閣での儀礼に参加できず、宮内庁式部職楽部も女性の職員がおりません。
女性には月経があり、その流れ出てくる血が不浄とされ、忌み嫌われ、神社、仏閣での儀礼に参加することができなかったことが考えられます。
また、女性は男性よりも劣っていると考えられてきました。
神社の神楽を見ますと、女性が参加してる事はあまりないのではないでしょうか?
石見神楽
↑演者も男性が主となっております。
二つは、
部活や団体などの女性に対してのハラスメント
実社会でも、男尊女卑や年功序列などの伝統があるかと思いますが、今の60〜70代のご年配の方からある社会体制や伝統を重んじる人がいらっしゃるので、なかなか難しいと思います。
女性だからという理由で、飲み会でのお酌、接待をさせられますからね。
わたくしは大学生の時に雅楽をしておりましたが、男子部員たちに嫌なことをされ続けてきました。
作り話じゃないですよ⁉︎本当のことです。
いじられキャラならぬ、いじめられキャラ
でした。
挙げだすとキリがないくらい嫌なことをされてきました。男の同級生や先輩や後輩からも嫌なことを言われたり、されてきました。
私の三学年上の先輩にはジェンダーハラスメントやいじめ受けました。「女子力が〜。」とか、「普通女は〜」などと言われてきました。
成人式のために伸ばした髪を「切れ」とか、私が左の薬指に、パートナーがいてもいなくても指輪をつけていたら「普通は女子は指輪のつける位置くらいわかってるんじゃないの?彼氏できなくなるよ?」など言われました。
今考えると、そんなのどうでもいくない?と思いますね。
すぐ上の先輩には残酷な嫌がらせをされました。
私と妹が大学内を歩いている姿を見たすぐ上の先輩は、「今の可愛い子、誰?」と訊いて来ました。私は「妹ですが…」と答えると、「マジ?やりてぇ!てか、お前こんな顔してるのに、妹の方が可愛いなんて絶対、お前の母親が不貞して作った妹じゃね?」と言って来たりしました。名誉毀損で訴えてやりたかったけど、逆恨みされて、私も大学に行けなくなったり女性としてのプライドをさらに傷つけられるのを恐れたので、できませんでした。お金もなかったしね。あいつら、好き勝手に言いやがって…。
こんなハラスメントを平気でしてくるので、私は雅楽部を退部しましたが、連中が戻って来て欲しいと執拗に説得しに私のアパートまで来たので、警察を呼び、補導してもらいました。
しかし、次の日に大学に行くと、雅楽部に所属している学生と雅楽部とは関係ない学生も私を白い目で見てきて、大学に行きづらくなったのを覚えています。
また、学科の担当の教授たちも「辞めるのが、勿体ない。」とまで言われ、ついに私の味方が誰一人としていなかったと絶望しておりました。懐かしいね…。
こう言った、「女性だから〜」「女なのに〜」という女性個人の人格を否定するハラスメントが横行し、女性の「雅楽をしたい」という気持ちを遠ざけているにほかなりません。
そう言った野郎だけの雅楽団体で雅楽を続けられる女性は、根性があり男女関係なくやれるでしょう。
そう言った差別がなくなると女性たちも文化事業に積極的に参加できるのではないかと私は考えます。
本日はここまで。
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