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【英語コーチのお仕事】お金の話をしよう
こんにちは。
英語コーチ/日本語教師の永木れいかです。
先日「英語コーチ」という仕事について書きました。たくさんの人に読んでいただいて、嬉し恥ずかしいです。「英語コーチって名乗っているクセに、そんな質問にも答えられないのかっ」って自分で自分にツッコミたくなった出来事だったから。
英語コーチングって言葉が「高い受講料を取るための文言」になっているって誤解はとても残念だと強くつよく思います。
でも「コーチといえば高いお金を請求できる」と思っているのは、あの英語教室経営者さんだけじゃない。知人(友達ではない←大事)から「いくらで教えてるの?」からの、「高ーーーーーい」からの、「格安で娘に教えてほしい」なんてことも、たまーにあります。
もちろん丁重にお断りしています。
最近、コーチング受講料について考える機会がありました。そして、今までホームページには金額を載せていなかったのですが、このたび基本料金を明記することにしました。
コーチングの内容と受講料を併記することで、「根拠のない、胡散臭い高額サービス」感を払拭できたらいいな、と期待しています。
そもそも、なぜコーチング受講料について考えたかというと、キッカケはある人との出会いでした。その女性は、引きこもり人の社会復帰支援活動をされている方でハンドメイド作家さんでもあります。
札幌市がやっている女性のためのコワーキングスペース、リラコワで出会いました。
来月、このリラコワさんで英語のワークショップをやるんです!その相談やら申し込みやらをしに行ったときに、英語に興味をもってくださいました。そして、
「ハンドメイドやってる人でチカホに店だしてて、外国人が増えた〜って言って困っている人けっこう多いから、英語やりたい人いるかも〜」
イベントをやったり、お店が出ていたり。
雪が降っても寒くても快適に移動できる。
と、優しい言葉をかけてくれたんです。
ハンドメイド作家さんといえば、まさに私がお力になりたい方々じゃないですか!だって、1つひとつ手作りした特別なものを売るのに「ことば」の力ってとても大きい。
羊毛フェルトの可愛いクマさんも、「北海道の羊の毛ですよ」「自分で草木染めしました」って「ことば」を添えると、もっと魅力が増すじゃないですか。
観光客だったら、なおさら「北海道の思い出になる」って俄然、購買意欲がかき立てられるはず。そうじゃなくても、商品を手に取ってくれたお客さんと、笑顔で一言二言はなせたら楽しいじゃないですか。
で、彼女が、
「英語コーチングっていくらで受けられるんですか?」
と、聞いてくれました。1番スタンダードな4ヶ月コースを案内しました。
そしたら、
「う〜ん。いいコースなのかもしれないけど、ハンドメイド作家には20万円はキツい…」
そんな答えが返ってきました。
ちょうど時を同じくして、コーチングを受けてくれたAさんが「お客様の声」を送ってくれました。「改善点はありますか」という質問に、
「…お金に余裕があれば、しばらくコーチングを受講し続けたかったです」
こんなコメントがありました。
短期間にコーチング受講料について2つ同じようなフィードバックをもらって、悩みました。ハンドメイド作家さんも、コーチング卒業生も「サポートしているわたしがワクワクできるお客さん」だから。
サポートしたい人、必要としてくれる人に届けられないサービスだったら意味ないじゃん…
その一方で、料金を下げるのはかなり難しい。
コーチングするって、セッションの時間以外にも、たくさんのリソースを使っているから。1人1人それぞれ違うプログラムをやっているし、途中で教材を変える必要があったり、興味に合うものを探したり。
受講者さんが「聞いている・読んでいる英語」はもちろん目を通して全部把握しておく。受講者さんが「書いた・話した英語」を受け取ってチェックしてコメントをする。
日常生活でも「これ〇〇さんの英語レッスンに良さそう」とかアンテナはって情報収集。楽しいけど時間も労力もかかるのです。いっぺんに、そんな何人もコーチングできない。だからの料金設定なのです。
考えて、、、、どうしたかっていうと、
コーチング卒業生Aさんに悩みをぶつけてみました〜
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そうしたら、「料金は内容と相当している」と返事をくれました。しかも「絶対に面白い話が聞けそう」と選んでくれた、と。面白いって、わたしにとって最高の褒め言葉。
しかも「人をハッピーにするサービス」と😭
最後の仕上げに「自己犠牲はしちゃだめです」と。
彼女がかけてくれた言葉1つ1つで勇気が出てきました。
グラグラ揺らいでいた私の心がスーと静かになりました。
ハンドメイド作家さん向けには、英語コーチングではない形で何か力になれたらいいな、と思えるようになりました。
お金の話って、同業者でも友人でもなんだか「しづらいな」って感じていました。でも、わたしとお客さんの双方が納得しなくちゃ始まらない。だから、1人で悶々とするんじゃなくて、相談していきたい。これからも「お金の話をしよう」