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英語学習相談はアドバイスをもらう場じゃなくてモヤモヤをワクワクにかえる場

こんにちは。
英語コーチ/日本語教師の永木れいかです。

昨夜は、英語の学習相談をしました。ご相談内容は、

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ライフイベントのせいで中断してしまった
英語を再開したい
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社会人になってからON-OFFしながら、ウン十年の英語歴。TOEICや英検をやっていた時期もあったけど最近は「話せるように」「使えるように」を目指しています。

英語が好きで勉強をスタートするけど挫折。でも、英語をやらない時期が続くとなんか引っかかる。「やっぱり、やりたい」という気持ちが大きくなって再開。

そんなサイクルを何度も繰り返しているなか、ここ3、4年は1番長く続けられているし、自分なりに上達も感じている。

その中での「中断」でした。

今までやってきたのに今更やめたくない…
こんなにのめり込めるものがない…
なんだかんだ好きなんだと思う…

モヤモヤしながらも「やっぱり、やりたい」気持ちが勝って再開。スローペースで勉強しているのが現状。

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さて、これからどうしよう…
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1)現状を把握しよう

いま取り組んでいることを教えてもらいました。

「全然できてないんですが…」

朝:出勤準備しながらPodcastを聞く

通勤:単語学習(DUO 3.0)

その他:スマホアプリ (Duolingo)
好きな小説(もちろん英語)を時々読む

「全然できてない」じゃないと思いますよ。と私は感じましたが、ご本人は

「音読をやらなくなった」

「小説も持ち歩いてる割に読めてない」

「ネットを眺める時間が長い気が…」

もっとできるはずなのに…
今やっていることに自信がない…

というモヤモヤが、いつも頭の片隅にあるそうです。それは嫌なストレスです (人は軽くても長く続くストレスに、とても弱いそうです)

「あんなに頑張ってやってたのに、いまだにこんなことで悩んでる…」

長い間ひとつのことを続けていると、できるようになることもいっぱいあるけど、やっぱり自分では判断できないままのこともある。

自分のことって1番よく分からない

わたしも常々そう感じています。わかる

2)どこに向かっているのか

何をしていきたいのか、どうなりたいのかを教えてもらいました。

なんとなくでいいのです。「こんなふうかな?」程度でいい。「これができたら嬉しい」を想像してみてください。壮大に語るのがいい。

なので「目標」という言葉は、この段階では使いません。

英語はワイフワークだと感じている」

「いま3、4年前を振り返って『私できるようになってるぞ』と感じる。5年後も同じように進んできた道を振り返りたい。5年後の自分が楽しみでいたい」

海外旅行に行ったときに、もっとコミュニケーションをとりたい」

短期留学をして、外国で暮らしてみたい」

不思議なもので言葉にすると、やりたいこと、なりたい自分に一歩近づく気がしてウキウキします。

変わり続ける人、進化し続ける人はカッコいい

3)じゃあ何していこう

英語の勉強を始めるとき、続けようとしたときに、

目標が必要!

数値化できる目標!

具体的な目標!

「目標がなくちゃダメ」と思いがちですが、そんな気負いは全く必要ありません。そういうのが合う人もいるし、全然なくても楽しく続けられる人もいます。

大切なのは、

「どんな英語を学びたいか」

「そのために必要な学習は何か」

だから今回も「いつまでに〇〇達成」という目標ではなく、

シンプルで正しい英語を使えるようになるために

いま必要なことを考えました。

① PodcastとDuolingoはそのまま継続

新しい計画を立てる!からって、いい具合のものまで全部捨てる必要なし。Podcastは聴きたいものを聴いていく。基本的なリスニング力はあるから、聴いて理解できて楽しいものを、どうぞ。

② 単語学習はやめて多読

「覚えたはずの単語なのに全然定着していない」だから何度も単語帳をグルグル繰り返す。苦しい…

一旦やめて「知っているはずの語彙」の意味のネットワークを繋げるように多読をスタート。英語学習者向けの教材の中に、興味がありそうな本がたくさん見つかりワクワク。読書好きなNさんにピッタリです。

③ 朝音読を再開しましょう

もともと出勤前に音読する習慣があったので、それを再開しましょう。

でもテキストは前やっていたものに、いきなり戻るんじゃなくて、少し負荷の軽い「カンタンだ」と感じるものから始める。

「難しいのを頑張るから英語ができるようなる」という思い込みを捨てましょう〜

「困難を乗り越えるからこそ身に付く気がする」は気のせいです

4)続けるための仕組み

やることが決まったら、

「学習がスタートしてから続けていくには」を考えたい。

Nさんはもともと、コツコツ毎日英語をする習慣があるので大掛かりな仕組みは必要ないのですが。

1つだけ新しい仕組みを提案。

Google スプレッドシートで多読記録管理

Nさんは英語学習ノートをつけています。なぜかと聞いたら

「あ〜こんなにやったぞ」見返すと満足感がある

わたしは「記録、めんどくさいヨォ」ってタイプなので自分ではできませんが…

Googleスプレッドシートを使ったことのなかったNさんですが、目の前(zoom越し)に「読書記録」というシートを作って説明すると、

こんな便利な使い方ができるんですね!
勉強して使えるようになります。

これで、読書記録=成果がいつでも共有できるようになりました。

続けるための仕組みでシンプルだけど効き目が抜群なのが

誰かに見守ってもらう

自分で見返して満足感をえるのもいいけど、家族とか周りの人に「こんなに読んだんだよ〜」と頑張った軌跡を見てもらうのもいい。

最後に

今日は「どんな感じで学習相談をしているか」ご紹介しました。前に、「どんな感じでコーチングをしているのか」について書いたときに好評だったので、違うバージョンをやってみました。

学習相談をするとき、「さあ、何を勉強したらいいか教えて」と受け身でくると肩すかしをくらいます。今どんな状態か、これからどこに向かうのか、どんな勉強がしたいのか、必要な情報を話して、「答え」を見つけるのは、あなたです

現状はいろいろだけど、モヤモヤして進めなくなっている人が「これをやればいいのか」「これならできそう」とワクワクして明日を迎えられるようになる学習相談をしています。ご興味のある方はぜひ、相談に来てください。


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