
お、このクライアントさん自分で英語やっていく力ついたな〜と感慨深くなるとき
英語コーチ・日本語教師の 永木 れいか です。
外国語を身につけたい人にとって、学びのプロセスそのものが意義ある、楽しいものであって欲しい。その先に、自由でやりたいことのできる人生が広がる。そんな想いで外国語習得のサポートをしています。
「英語ができるようになりたい」という人と初めて会うとき (学習相談などで)、皆さん同じ質問をする。色んなバリエーションがあるけど、聞きたいのは同じこと。
何をやったらいいですか?
1番良い方法は結局なに?
最短ルートを教えてほしい?
どんな順番で勉強したらいい?
そして、すぐに答えをもらうことを期待する。わたしだって、期待には応えたいけど実際それは難しい。
数分話しただけで、ちょっと英語レベルチェクテストをしただけで「これをやったらいいですよ」って提示できたらいいけど。それは無理なんです(少なくとも今のわたしには)
で、目標に合わせて色んなやり方がある。とか、人それぞれ合う学習方法が違う。とか真実をいうとガッカリされてしまうことも多々ある。
何か新しいスキルを身につけようと思ったとき、「早く教えて」体質になる人は多いと思う。英語は特に、今まで苦労してきた人、苦手だと感じる人が多い分、さらになりやすい。
結局、なにやったらいいんですか?怒
こういう思考状態だった人が、一緒に英語をやっていく中で、
「このテキストで〜〜をやっていると〜〜な状態になる。これは学習目的からずれているような気がする」
とか、
「読み方が精読よりになりがちだったから、読むペースを上げてみた」
とか、
「今は〜〜を優先して英語を話す時ですよね」
[なぜ]その勉強をやっているかを[理解して]、何をやるべきか[考えて]、これをこうやっていこうと[判断する]。少し離れた視線から、自分がやっている英語を見ている。
自分の英語に責任をもっている姿
何かがパッとできるようになって「すごーーい」「やったー」っていう派手さはないけど、じんわりくる。「おぉ、頼もしい」感慨深く思う。
自分で英語やっていく力ついてきた
それが見えたときが1番嬉しい。
今朝のセッションでは、まさにそれが見えた。
単語調べてて、色んな意味が出てきて深みにハマりそうだったけど、「今はコレじゃない」ってドツボにハマりませんでした。
今まで完璧主義で、たびたびドツボにハマって、結局何もかもが嫌になる…そんなサイクルを繰り返してきたAさん。そんな自分に気がついて自分でとめて、進むべきレールに戻ってきた。
あ〜、もう大丈夫。卒業が近い。
嬉しいけどちょっと寂しい、そんな朝でした。