見出し画像

【日本語教師】話して聞いて心から「よかった」と思える授業にしたい①

こんにちは。
日本語教師/英語コーチの 永木れいかです。

最近、日本語を学ぶ人と接するときも、英語を学ぶ人と接するときも、同じことを大切にしているな、と感じることが多いです。そして自分がフランス語を学んでいるときも。

ことばの学びを通して新しいことを知る喜び、つながる喜びを感じたい

万年初心者のフランス語学習者としては「つながる喜び」を感じられるのは、まだまだ先って思ってたけど、今朝のオンラインレッスンで先生に2人のお子さんがいることを知りました。そして、わたしにも息子がいることを伝えることができました。

そのあと、「彼は15歳です」って伝えたかったけど「15」が思い出せなかった…

それはさておき、カンタンなことしか知らなくても「つながる喜び」は味わえることができる!そう確信して嬉しくなりました。

今週の日本語学校での授業では、「知る喜び」と「つながる喜び」の両方をクラスで共有できました。いつもはチャイムが鳴ると、そそくさとタバコ休憩に向かう男性陣も教室に残って、ほんわかした雰囲気の日になりました。


その日のターゲット文型の1つは、

子どものころ、〜〜〜していました。

文型の練習。こんなふうにします。

わたし「友達と遊びます」

「友達と遊んでいました」クラス

わたし「塾に行きます」

「塾に行っていました」クラス

しっかりと動詞の活用を身体に染み込ませます。繰り返しは大事。

学生さん達が、ロボットみたいにならないように、テンポ良く、かつイレギュラーな質問を交えたりして「ボー」とさせないように。ほどよい緊張感を保つ。

次は絵カードを見せて文を作ってもらいます。

テキストに書いてあるサッカーをしている子どもたちのイラストを見て、

「子どものころ、サッカーをしていました」

スラスラ言えるまで練習。ペアワークしたり、ジェスチャーゲームしたり。何回も口に出して欲しいから、「だるっ」と感じさせないようにするのに、同じことをやっているようで、なんか違うことをやってる感を演出します。

日本語を教え始めて気がついたけど、英語を勉強しているときって、こういう繰り返しがすごく少ない。先生の後に続いてリピートってするけど、大体1回しかしない。辿々しく1回マネしても、なかなか口からスムーズに出てくるようにならないよなぁ…と反省。もっと繰り返しの大切さを伝えよう!

そして、やっとコミュニケーション活動。「あなたについて教えてください」っていう時間。見本として、わたし自身の子どもの頃の思い出を紹介しました。

妹が持っていた写真をLINEで送ってもらったので画素が荒め。

子どものころ、家族で よく キャンプに 行っていました。
毎年、「本栖湖」という湖に行っていました。
湖で泳いだり、森を散歩したりしていました。
自然が好きになりました。
今でも自然が大好きです。

わたしが話はさておき、みんなの目はスライドの写真に釘付け。

「これ、先生ですか?」
「キャンプ?本当ですか?」
「何食べていますか?」

わたしはよくレッスンの資料に自分の写真を使います。毎回みんな興味津々で見てくれます。やっぱり「どんな人」って知りたいんだな、と思います。私もみんなの写真を見るのは好きです。


クラスのみんなにも「子どものころ、〜〜していました」を発表してもらいました。そして、「その子どもの頃の経験が今のあなたにどう影響しているか」を考えてもらいました。

とても面白い話が聞けました。ぜひご紹介したいのですが長くなってしまったので次回にしたいと思います。

「子どものころ、〜〜〜していました」ぜひ、思い出してみてください。意外な発見があるかもしれません。





いいなと思ったら応援しよう!