失礼しますが、RIP♡ by Mori Calliope - Rhyme Scheme & Rhymes Highlighted

森カリオペ氏(Mori Calliope)は”ホロライブEnglish -Myth-”所属のいわゆる音楽系のvtuberさんです.

私はほぼほぼ楽曲しか存じ上げないので,細かい人となり等は割愛いたします.

さて,2024/10/31にライブ配信された”【3D LIVE CONCERT】J-RAP in JIGOKU! + NEW 3D MODEL REVEAL!”において,自身の音楽的ルーツはJ-RAPにある旨の発言をされています.またこの配信でのJ-RAP縛りのセットリストからもJ-RAP(特にメジャーシーンで発表された楽曲群)からの影響を受けていることがうかがい知れます.

また,このセットリストの中で"miss you / m-flo loves melody. & Ryouhei"が入っていたのは個人的に腑に落ちるものがありました.

そんな森カリオペ氏の楽曲でspotifyにおける再生回数が2300万回以上,youtubeでは4000万回以上の”失礼しますが、RIP♡”という代表曲といっても過言ではない曲があります.

今回はこの曲のライミングを分析していきたいと思います.

この曲における英語と日本語のバランスとしては,英語の方が多く,m-floの”Picture Perfect” や”ALIVE”のVERBAL氏のパートに近いものを感じます.

また英語圏の出身(多分)であることから大きくライムスキームが崩れているということもありません,(確か英語圏の学校だと詩の授業でライミングを習うはず).internal rhymeも豊富で話の筋も崩れていないのもさすがだなと感じます.少なからずみんな大好きEminemの影響も少なからず見受けられます.実際Eminemのカバーを歌配信の中で度々されているそうです,(検索すると複数の切り抜きがヒットします)

そんな彼女ですが,前述のライブ配信の同日にPES氏(ex.RIP SLYME)との合作で楽曲を発表しています.こちらは日本語にほぼ全振りかつPES氏のニュアンスも吸収して彼女の新たな一面を垣間見ることができます.

ちなみに私は"Yona Yona Journey"と"Wicked"が大好きです.



(参考)

ライミングをご存じでない方は下記のページや動画をご覧になってください。日本語でライミングを解説されている記事もありますが,ラップに関しては英語における運用を参考にしたほうが解像度は上がると思います.また各パートの最後に[AABB]のような表記がされていますが,脚韻(各小節の最後の部分のライミング)のパターンを記してあります.

https://www.ascap.com/help/career-development/15-rhyme-schemes-jordan-reynolds


ではまたー

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