シン資本主義? ウェルスナビの改善策
2020年末に上場を果たしたウェルスナビ(東証グロース7342)。
ロボアドアイザーという名称で、小口での積立を一般投資家に提供したのは素晴らしい。
ドルコスト平均法とか積立という手法以外の
中核となる運用に関しては、
ポートフォリオ運用としてベータ(一般的な指標)をフォローするものであり、昨年のように市場全体の下落や
外貨建て運用のウェイトが大きい故、円安局面が大幅に修正してしまうと
正直、運用成績自体はパッとしなくなる。
もちろん、毎月少額でもベータ投資できるという点は評価できるのだが・・・
手数料に見合ったパフォーマンス
即ち、
「市場全体の下落への抵抗力」だとか
せめて、「為替ヘッジ」程度は提供してもらえないものだろうか・・・
市場全体の下落への抵抗力は、例えば、
ポートフォリオ構成のVMAPを指標とし、
その指標からプットでのデルタ15 権利行使価格というのを
毎回のポートフォリオリセット毎に差額決済するような
FVA(Forward Volatility Agreement)
なんて、最適なんだろうけど・・・・
こんなの旧世紀から組成されてきたが、
アジアでは一切取引されなかったな〜
せっかく上場したんだから、こういうの挑戦すればいいのに・・・
今のままじゃこのベータ指標を追っかけている発行体の企業価値自体が
ベータに振り回されちゃう気がする・・・・
(ご存知のようにベータを上回らない企業に存在価値はない)