エアコンプレッサーを買い替えるべきか!?が悩みどころ。
まずここでは、ファレホをエアブラシ塗装で使うことを前提にします。
もちろん設備投資がかかるので、いきなりエアブラシ?と思われる方も多いと思いますが、全塗装でのガンプラ製作を目指すのであれば、エアブラシとコンプレッサーは必要な投資と思ってください。筆塗や缶スプレーで上手な塗装をされる方も沢山いますが、これは相当に練度が必要です。初心者こそ、エアブラシを使うことによって簡単に綺麗な塗装が出来る様になると私は思っています。エアブラシは緻密な絵を描くためのものであって、べた塗りで使うなんて論外と言われる方もいますし、それは正しいのですが、、、でも私は未だにべた塗りでエアブラシを使っています。エア缶を使えばコンプレッサーは不要?という考え方も間違ってはいませんが、私も学生のことは我慢して使っていましたが、エア圧が直ぐに弱くなるエア缶は全く持っておススメしません。
ということで、繰り返しますが、以降はエアブラシでファレホを使う前提で記載を進めます。
■なんじゃこれは! 使えない塗料ファレホ!?
過去の私も含め、臭いのためにラッカー系の塗料からファレホに切り替えようと思っている方にはエアブラシとコンプレッサーを持っている方も少なくないと思います。なので、当然まずは自分の装置でファレホを試してみるわけですが、、
ラッカー系塗料を使い慣れている多くの人にとって、ファレホをエアブラシで吹くとまず思っていた通りの塗装ができずに愕然とすると思います。塗装ができればまだ良いほうで、悩みながらしばらく塗装していると直ぐにハンドピースのノズル詰まりが発生します。
「なんじゃこれは!使えないぞファレホなんてもんは!!」
となって、焦り始めます。
そして、原因はコンプレッサーの圧の低さではないかと疑うこととなります。ネットで調べるとファレホを吹くには0.15MPa以上のエア圧が推奨とか、できれば0.2MPa以上はあったほうが良いという情報がたくさん出てきます。そしてガンプラからプラモデルに入った人の多くが使っているクレオスのリニアコンプレッサーでは圧が足りないので、うまく塗装できないのだろう。という結論に至る訳です。
■高圧コンプレッサーの購入は吉?
そしてかくゆう私もリニアコンプレッサーL5所持者でしたので、この思考回路をトレースして、エアテックスのAPC-002D(下写真)を購入しました。これなら0.55MPa圧が立ちますからスイスイとファレホでエアブラシ塗装ができるだろうと信じて疑わずにいたのです。
しかし現実はそう甘くはありませんでした。圧を上げると塗料がたくさん出ますので、ダブルピースエアブラシで塗料の量を調整しようとするのですが、エアが多いとノズルが乾きやすく結局ノズル詰まりが発生してしまいます。結局バランス取りには試行錯誤が必要なのです。
ノズルが詰まるだけならまだしも、塗料が逆流してピースのプッシュボタンから塗料が噴出したりしますので、、、こうなると、もう二度とファレホなんか使わないぞ!と怒りに震えだしてしまう事態になることもあります。
そんなこんなで、泣きを見たことも多々ありましたが、、このところ、ようやくファレホの使いこなしが分かりかけてきたので、こうして情報共有化目的で経験をネットに書いておこうと思い立ったのです。
じつはコロナが流行する少し前に、たまたまレンタル塗装スペースでリニアコンプレッサーL5が置いてあったのでファレホを使ってみたのですが、問題なく塗装することができました。なのでコツさえつかめればリニアコンプレッサーでもファレホは使えるというのが結論なのです。
とは言え、久々に0.1MPaで使ってみると、いかにも圧が弱く不安感が付きまとう感じではあるのですけど、、、
■低圧でもOK、出来れば高圧がおススメ
結論としましては、相当コツをつかんだ後であれば低圧コンプレッサーでもファレホを使うことはできます。(ただし0.05MPaのプチコンではやはり無理です。)しかしやはり0.2MPaは圧が立つコンプレッサーへの買い替えをしておいたほうが無難です。圧が低いと、やはりこれが原因ではないか?と思い悩む時間が無駄になります。私が正にそうでしたので!圧ではなく、ラッカー系での経験や感覚は何の役にも立たないのだから、一から使いこなしを身に着けなおすことに集中すべきなのです。ですからそためにも、可能であれば思い切ってこの際、コンプレッサーを買い替えてしまうのお手ではあります。
一方で、リニアコンプレッサーを使われている方は、一般のコンプレッサーに切り替えると、その音の大きさにビックリすると思います。なので、臭い問題と同様に、騒音問題も無視できませんから、、この様な方は、リニアコンプレッサーのL7等少しでも圧の高いモデルの選択をおススメします。
なお買い替える場合はエアタンク付きモデルを選んでおくとをお勧めします。タンクにたまっているエアを使っている間はコンプレッサーは止まっていますので、その間は無音で塗装できますので。
エアブラシのハンドピースの選択や溶媒比率等などは追々記載して参ります。
ブログ村ランキングに参加しています。クリック頂けると励みになります。