心のコップは小さい方が幸せ
まずは自分を満たす。
自分を満たしたうえで、
誰かを満たしてあげる。
この順番が大事です。
定番ですが、
自分を満たすって、
コップに例えられます。
コップに注がれた水の量が、
満たされた量ということです。
ちなみに水じゃなくてお酒でもかまいません(笑)
冗談はさておき、
コップに水を注いでいくと、
やがて溢れます。
その溢れた分を、
大切な人に分けてあげましょう。
コップがほんのわずかしか満たされていないのに、
誰かに分けてあげるのは、
一見するとすばらしく思えますが、
自己犠牲につながることもあります。
自分のコップが20しか入っていないのに、
相手が欲しがるから無理して10あげた。
そうしたは相手は70から80になった。
もしそうだとしたら、
素直にあげてよかったって思えないですよね。
犠牲感が生まれると思います。
世の中は豊かさで溢れています。
世界中のすべての人のコップを満たしても、
十分にあり余る豊かさがあるはずです。たぶん。
※もちろん有事のときは、
限りある資源を分かち合いましょう。
コップが満タンに満たされたときに、
人は幸せを感じます。
ここで重要なのは量ではなくて、
あくまでも満タンというところです。
1リットルのコップを満タンにするには、
1リットルの水が必要ですが、
200ミリリットルのコップだったら、
200ミリリットルで満タンになります。
これはどういうことかというと、
コップが小さい方が幸せになりやすいということです。
僕たちは、
日常生活で小さな幸せをコツコツ貯めるように、
少しずつコップに水を満たしていきます。
なので、
コップが小さい方が早く満タンになります。
小さなコップですぐに満タンになるというと、
人として小さくまとまってしまうように
感じるかもしれませんが、
そんなことはありません。
コップの大きさと、
人としての器はまったく無関係です。
人の欲望はどんどん大きくなっていきます。
それは心のコップが大きくなっていくのと同じです。
生活レベルを上げると下げられないって話しを
聞いたことないですか?
たとえば、
最初は一皿100円の回転寿司で満足していたけど、
一皿300円の回転寿司に行ってみると、
やっぱりそっちの方がおいしかったりします。
そうすると、次に一皿100円の回転寿司に行くと、
ちょっと物足りなかったりします。
スタバのコーヒーに飲み慣れてしまうと、
コンビニのコーヒーでは満足できなくなってしまいます。
それが、心のコップが大きくなってしまったということです。
これは、贅沢はダメというわけではなくて、
いろんな楽しみ方があった方がいいということです。
100円のお寿司はダメで、
300円のお寿司は良いではなくて、
100円のお寿司も楽しめるし、
300円のお寿司も楽しめる。
その方がいいと思いませんか?
放っておくと、
どんどんコップは大きくなっていくので、
気をつけてください。
心のコップは小さい方が幸せです。
最近あまり幸せでないとしたら、
それは幸せなことが起きていないのでなく、
コップが大きくなっているのかもしれません。