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瑠璃の部屋314
今朝、ドライヤーで髪を乾かしながら思ったのだけど。
先日聞いた先生のCD。
アデリータは、スラーを用いておらず、ゆっくりと弾いている。
楽員が「先生のアデリータは、ゆっくりなのよ」と。
Youtubeで見るにつけ、ゆっくりと弾く方もおられるが、大半は早い。
スペイン人の方のは、なにかに急き立てられたかのように急足だ。
そして、誰もがスラーを用いている。
一人、解説をされている方で、アデリータをゆっくりと弾いている方は、
「ここのスラーは、慣れないうちは普通に弾いてもいいですね。それでも、美しい調べですよ」と宣う。それでも、その方が言うのは後半のスラーのことであって、前半にスラーを使わない人は、自分が見る限りはいない。
つまりだ、古今東西(YouTube上で見る限り)。クドイようだが、言わせてもらおう。ギターの先生を名乗るものに、前半のスラーを使わず普通に弾く人を、少なくとも俺は見ない。
さて、記憶を遡ること数ヶ月前か。
俺は、教本でアデリータを習っていた。前半のスラーの箇所でやり直しになった。
そこで、先生はなんと言ったか?「なんだ、その程度の強さしか出ないのか」
だから俺は、小指では力が出ないからと、そこを中指で弾くように変えてみたりしたのだ。
ちなみに、今、2曲OKが出ずに保留になっている。その理由が「速度が遅い」。
以前、「あとはスピードだね」と数度に渡り、NGを出されて半年経った時には
4曲が同時進行になっていた。「先生、ずーっとスピードって引っ張って、もう、前の忘れてますよ」
ここで、冒頭を再掲しよう。
先日聞いた先生のCD。
アデリータは、スラーを用いておらず、ゆっくりと弾いている。
楽員が「先生のアデリータは、ゆっくりなのよ」と。
昨日のことだ。
Canonの運指を、まったく作り替えた。
先生の指定した運指は、弦を満遍なく使い、次に押さえるところに届きやすく作られている。同じ音を、低音弦の高音域を使うことでも再現できるから、それを使って、まるで、スケートリンクのように(あれ、スケートリンクを広く使うのが得点に繋がるんだってね)広く、使う。
それは、それで大切なのは分かる。先生のこだわりは、高音域でもドレミファが分かるようにしたいのだろう。けれども、Canonの運指をすっかりマスターはしたものの、はい、1弦で、この音はどこでしょう?って言われると、2弦のドを起点として、ドレミファソと辿っていく自分がいる。単に指の繋がりで憶えたからフレットを意識していないのだ。
だったら、Canonを弾いていて、数珠繋ぎにしておくよりも、一気にポジション5とか、ポジション1とかに移れるように指を慣らした方がいいのではないか。
繰り返そう。
俺は、教本でアデリータを習っていた。前半のスラーの箇所でやり直しになった。
そこで、先生はなんと言ったか?「なんだ、その程度の強さしか出ないのか」
そして、先日聞いた先生のCD。
アデリータは、スラーを用いておらず、ゆっくりと弾いている。
楽員が「先生のアデリータは、ゆっくりなのよ」と。
「リフレインが叫んでる」(松任谷由美)
「どうしてどうして・・・」ってあれだ。
なんで、今、思い出したのかわかない。