インドネシア本(10)「女が学者になるとき」倉沢愛子著
インドネシア研究の第一人者として知られる倉沢名誉教授の半生記。女性が科学者や学者になるために直面する様々な課題や問題を分析し、解決策を提供する本。
女性が学術界に参加する際に直面する性差別や偏見、仕事と家庭の両立などの問題を詳しく説明している。また、女性が学者になるためには、自信を持って自分の意見を主張することや、自分のキャリアを管理するための戦略を持つことが必要であることを強調している。
さらに、著者は女性が学者になるための成功の秘訣として、自分の研究に情熱を持ち、自分の興味のある分野で積極的に研究すること、同僚や上司との良好な人間関係を築くこと、そして自分自身を宣伝することが重要であることを説明している。
女性が学者になるためには多くの障壁があること、しかし、自分自身を信じ、自分の能力を発揮することでそれらの障壁を乗り越えることができること、又、女性が学術界で活躍することで、科学や研究の領域が多様化し、より豊かな視点やアイデアが生まれることが期待されることが理解できる。
個人的には昔のインドネシアの様子がその歴史と共に知りえたことに知識欲が満たされた。又、学者・研究職に携わる人はこのレベルまで自分の興味対象に貪欲に執着して調査活動しないといけないのだということがよくわかった。
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