他人のビニール傘を平気で持っていく人に腹を立てても無駄だと思った話
私は自分のビニール傘をよく誰かに持っていかれてしまいます。
(あえて”盗まれた”とは言いません)
雨の日に飲食店やコンビニに入ると店頭に傘立てが置いてあるのでそこに傘を差してからお店に入りますが、たまに似たようなビニール傘が複数置いてあるときがあります。
そんなときは間違えないよう他のビニール傘から離して(それも出来るだけ四隅に)差しますが、お店を出ようとするとなぜか見ず知らずの誰かさんが私のビニール傘を持ち去っています。
今日も昼食を終えて店を出ようしたら見事にやられてしまいました。
しかも私のは黒い柄のビニール傘なのに、傘立てには白い柄のビニール傘しか残っていません。別の黒い柄の傘が残っているならまだわかりますが、よりによって「白」と「黒」を間違えて持っていきました。
傘立てに残った白い柄のビニール傘を替わりに持って行ってもよかったのですが、まだ店内に別のお客さんが残っていたため万が一そのお客さんの持ち物かもしれないと思い、諦めて店を出ました。
おかげで冷たい雨の中でずぶ濡れになったので間違えて持って行った人に対してドス黒い感情が沸き起こりましたが、当時店内に居た客を思い出すと如何にも人の物を盗みそうな悪そうは人は皆無で、ごく普通のオッサンや家族連れしかいません。
そこで、私の傘を持って行った人は「悪意を持ってわざと盗んだ」のではなく、何にも考えずに傘立てにあったビニール傘を持って行っただけだと気づきました。
実は似たようなことが「温泉旅館のスリッパ」で、大浴場に入るときに自分が履いてきたスリッパを他に人が履いていかないよう端っこに置いておくといつの間にか無くなっていることがあります。
要は自分が履いてきたスリッパかどうか全く気にしない人がいるということです。
私は潔癖症なので他人が履いてきたスリッパは絶対に嫌ですが、気にしない人に言わせると「スリッパなんてみんな同じじゃん」と思っているのかもしれません。
私の傘を持って行った人も「傘立てに置いてあるビニール傘なんてみんな同じじゃん」と思っているタイプだとすると、腹を立てるのが馬鹿らしくなりました。
私はたまたまビニール傘やスリッパを「気にする人」ですが、世の中には「全く気にしない人」もおり、そういう人はそもそも「気にする機能が備わっていない」ので何を言っても無駄です。
そんなわけで今日は「運が悪かった」と思うしかありませんが、今後は自衛のためにビニール傘の柄に絶対に間違えないよう派手な目印でもつけておこうと思います。
まあそれでも「気にしない人」は持っていくと思いますが・・・
今回もお読みいただきありがとうございました。