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あらゆるものに「終わり」があるように、人間関係にも必ず「終わり」の日がやってきます
この年齢になって改めて自分の交友関係を振り返ると、年齢を重ねるたびに人間関係が結構入れ替わっていることに気づきました。
例えば学生時代のバイト仲間で毎週のように遊んでいた友人が何人か居たのですが、卒業とともにすっかり疎遠になり、気がついたら会わないまま30年以上も経ってしまいました。
また、社会人になっても転職などのタイミングでそれまで親しくしていた人とはいつの間にか連絡を取らなくなったということもあります。
(自分が転職するケースもあれば、友人のほうが転職するケースもあり)
もちろん未だに付き合いのある古い友人も何人か居ますが、今までの人生で出会った人の数から比べるとごく一握りなので、殆どの人とは”期間限定”の人間関係で終わるということになります。
もちろん期間限定といっても数か月限りの人もいれば、10年になる人もいますが、一つ言えるのはその人との人間関係がどれぐらい続くのかは終わってみないとわからないということです。
一緒に酒を飲んで気が合うと思った人でも1年で疎遠になることもあれば、最初はあまりウマが合わないと思った人と何十年も続くことがあります。
少なくとも出会ってすぐに「この人とは1年後ぐらいに疎遠になるのだろうな…」なんて分かる訳がありません。
そんなわけで、最近は人間関係の「終わり」を気にするようになりました。
といっても、人間関係の「終わり方」は3つのパターンしかありません。
どちらかが意図的に終わらせる
自然消滅する
どちらかが死ぬ
1のパターンについては恋人が別れる、夫婦が離婚するといったケースが当てはまります。友人関係であれば「もう絶交だ!」といって終わらせることもあります。
人間関係を意図的に終わらせる場合は大体何かしらの理由があり、相手から関係を断ち切られる(フラれる)場合は自分の行動が原因であることが多いのですが、そうなったら反省して割り切るしかないと思います。
実際に多いのは2のパターンかと思います。
別にどちらかが悪いわけではないのですが、たまたま暫く会わないうちに自然消滅してしまったというケースです。
この場合はどちらかが連絡すれば人間関係は復活しますが、両方が「わざわざ会いたいと思わない」となればそのまま消滅してしまいます。
逆の言い方をすれば、遠く離れていても「わざわざ会いたい」と思えるような相手でもない限り、人間関係はいつか自然消滅するということです。
理想は3のパターンですが、夫婦でも3組に1組が離婚しているぐらいなので、どちらかの「死」によって人間関係が終わるのはある意味奇跡的なことかもしれません。
ただ、言い方を変えればどんなに強固な人間関係であっても、人間に「死」がある以上、最後は必ず「終わり」がやってきます。
家族、友人、職場の同僚といった今自分の身の回りにいる人を思い浮かべたとき、その人との人間関係がこの先どれぐらい続くのかは分かりませんが、必ず何らかの形で「別れ」の日がやってくるので、その日が突然来ても後悔しないようにしたいと思います。
日本語には「一期一会」という言葉がありますが、改めてこの言葉の大切さを実感しました。
今回もお読みいただきありがとうございました。