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入手困難な商品を手に入れるのにお金持ちは考えることが違います

旅行で訪れた宮崎駅近くのスーパーに入ったら入手困難な芋焼酎の「森伊蔵」が一本22000円で売られていました。

元々の定価は一本3000円もしないぐらいですが、需要と供給のバランスが全く取れていないためプレミアムがついて価格が高騰したというわけです。

今では高いお金を出せば通販サイトで買えますが、お店に「在庫がある」のはあまり見たことはありません。

お店で買うと安い通販サイトよりは高いものの、飲みたいときいつでもすぐに買えるということで、「お金持ち」にとってはありがたいサービスだと思います。

このように世の中には一般人にとって入手困難な商品でもお金を払えば大抵は手に入れることができますが、お酒のように長期保存が効くものではなくその日のうちに食べないといけないような生モノになると少々話は変わります。

東京の吉祥寺に「小ざさ」という小さな和菓子屋さんがあるのですが、ここの羊羹が結構名物で1日に作れる数が限定されるため、欲しい人は朝5時ぐらいから並ばないと買えません。
(私も買ったことはないのですが、早朝から並んでいる列は見たことがあります)

しかも1人3本までしか買えず、かつ日持ちしない生モノなので買い占めてネットで転売することもできません。大金持ちだろうが一般庶民だろうが平等に朝早くから並ぶ必要があります。

さすがに「小ざさ」の羊羹はどんな大金持ちでも自由に手に入れることはできないだろうと思っていたのですが、どうやら大金持ちのやる事はその上を行っていました。

何と人を雇って朝から並んでもらい、替わりに買ってきてもらうというわけです。(あくまで聞いた話ですが)

仮に朝の5時から並んでもらっても買えるのは早くても10時なので最低でも5時間から6時間は拘束されますが、時給3000円も出せば喜んで引き受けてくれる人はいくらでもいそうです。

時給5000円を出しても出費はせいぜい3万円ぐらいなので、それで自分の時間を費やすことなく幻の羊羹が手に入るのであれば大金持ちにしてみたら安いものでしょう。

このような「金にものを言わせるやり方」の良し悪しはさておき、欲しいものを手に入れるためにあれこれ知恵を巡らせるのが金持ちの金持ちたるゆえんのような気がします。

こういう思考回路の違いはなかなか真似することはできませんが、「世の中には自分には考えもつかない手段を考えつく人がいる」ということを認識したほうが良いかもしれません。

「お金にモノを言わせるなんてズルい!」と文句を言ったどころで、自分が欲しいものは手に入らないので・・・

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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