お米のテーマパーク!?ヤンマー米ギャラリーへ行ってきました。
内装もコンテンツも米だらけ。
夢のような空間でした
パン屋さんで焼き立てパンは食べられる確率が高いけれど、お米屋さんで炊きたてのお米が食べれられる確率は低い。
自宅で炊きたてのパンが食べられる確率は低いけれど、自宅で炊きたてのお米が食べられる確率は高い。
隣の芝生はなんたるや。
とはいえ、パン屋さん的なお米屋さんってそういえばあるのかしら。おむすび屋さんじゃなくて。小洒落てて、炊き込みご飯・季節の混ぜご飯・シンプル白ご飯がひたすら並んでいるお米屋さん。作っちゃおうかしら。
さてさて、パンとお米を比較しておいて実は米一択な小娘れいちゃん。今回はそんなれいちゃんにとってまるでワンダーランドだった米世界。東京駅にある『ヤンマー米ギャラリー』に行ってきた体験談について描いていきたいと思います~!
■お米のテーマパーク、ヤンマー米ギャラリーって?
農業を機械化・省力化技術を加えることで『食農産業』として持続可能なものにすることをコンセプトにおくYANMARによって今年の1月に開設されたギャラリー。
内装からコンテンツまで一貫して、『お米』をテーマにしています。
現在に至るまでのお米作りの歴史を知り、この先のお米作りについて考えさせられるコンテンツでいっぱい。米娘にはたまらないワンダーランドでした。
東京駅の八重洲口から徒歩10分ほどとあって、アクセス的にもなかなか生きやすいのではなかろうか。さらに、嬉しいことに入場料は無料。御米様を奉っている場所なのであれば、54円くらいはお支払いしたいところでしたが…これは仕方ありません。無料でずんずか進んでいくとしましょう。
(5➩こめの「こ」 4➩こめの「め」を漢字にして横に倒すと漢字の4っぽい)
■お米のいろはを知れるコンテンツが満載!
まず入ってすぐに大きな大きな米粒がお出迎えしてくれます。心の中で二礼二拍手一礼します。ちなみに館内は撮影可能なので、素敵な写真と共に皆さんにも雰囲気をお伝えしていきますね。
この巨大米粒。実は裏側が大きなディスプレイになっています。
お米の栄養素について丁寧に解説してくれます。パンには含まれない必須アミノ酸が含まれていることなどなど、お米様!勉強になります!!
そして巨大な米粒にしばしの別れを告げて中に進むと、内部は大きく3エリアに分かれています。もちろん各エリアのタイトルはれいちゃんが勝手に決めましたよ♡
⑴自分と似た品種を知れる!?性格診断しましょう。
米を愛し、米に愛されてきたれいちゃん。これまで食べてきた品種はおそらく20近く。十問ほどの質問に答えていくと、数ある品種と一番性格が似ている品種を教えてくれます。
似てる品種ってなんやねん(笑)と微笑ましい気持ちを抑えつつ、お米の品種ごとの性格の違いを改めて知れるのははちゃめちゃ楽しいです。
中には「そんなに仲良くない人から悩みを相談されることがあるか」など、関係あるのかないのか…。重要な質問ですよね(苦笑)!
ちなみにれいちゃんは「ひとめぼれ」タイプでした。
まさに。まさにです。
恐るべし、性格診断。
⑵お米作りのいろはにほへとをクイズで知ろう!
お次のゾーン。こちらでは米作りの流れやその過程で生じる問題への対策をクイズ形式で知ることが出来ます。
例えば、日照りの時の対策やイノシシなどの侵入対策などなど。あまりにもクイズに熱中しすぎて、かつ制限時間のあるゲーム形式だったので上記以外の写真は撮れずでした。
気候という自分の力ではおおよそどうしようもない問題と日々向き合う農家さんには頭の上がらぬ思いです。
⑶ハロー世界の米料理。レシピも写真も満載。
普段は馴染みのない世界の米料理。メイン級のお米料理から、米ドリンクに、米デザートまで。
マイクに向かって気になる料理名を言うと、説明やレシピを紹介してくれます。日本のお赤飯もありますね。こんなにあるん!と驚きます。
以前作ったことのある「ドルマ」の文字。
マイク向かって恥ずかしさ交じりの5dbぐらいで注文します。
海外の料理って作りたい!とレシピを調べると明らかに1回の使用でお蔵入りする未来が見えている香辛料が多くてちょっと諦めてしまう節があります。いかんいかん。
こんな風に、お米自身の栄養から田植え~稲刈りの知識。そして世界各国のお米料理が知れてしまう。まさにネズミーランドならぬ、おこめ~らんどですね。れいちゃん的にはこっちの方が楽しいかもしれません。あ、やっぱりネズミーランドの待ち時間におむすびが食べられればそれで満足です!
■米作りを思わせる内装デザインが素敵
とんでもなくお米の世界に浸れるヤンマー米ギャラリーのコンテンツ。ですがこだわっているのは実は、コンテンツだけではありません。内装もかなりこだわっていて、米作りを思わせる”藁仕様”になっています。
の側面から人の生活と自然の双方を豊かにする素材の象徴となる”藁”を使用し、「米」というテーマに最適な空間を作り上げています。お米作りの年間の流れや、時代ごとの変化が展示されたブースの屋根部分は分かりやすい例と言えるでしょう。
また、内部に展示されている重機はYANMARが実際に手掛けている米作りに使用されるもの。
なかなかの大迫力。もしれいちゃんが米粒だったら潰されるんじゃないかとビビり散らかしそうです。
空間全体が名実共に「米」という一貫したテーマで作られていて、やっぱ米だよなあとますますお米を好きになってしまうのはきっとアタクシだけではないはず。恐るべし、ヤンマー米ギャラリー。あっぱれです。
■唯一無二のお米と出会える“一合一会”のショップ?
ギャラリー部分は、上記の内容までですが併設されているショップ”RICE TERRIOR"(ライス・テロワール)も必見です。
テロワール、とはフランス語で「土地」を表す単語です。醸造法の違いはもちろん、テロワールによって大きく味の異なるワインと同じようにお米にも品種があり。その違いを楽しんでほしいというコンセプトのショップです。
中に入ると、品種の異なるお米、もしくは同じ品種であっても異なる生産地や生産者さんの下で作られたものがずらりと並びます。kg単位ではなかなか手の出せない品種を少量から試せるのが、何よりもポイント。
ペットボトル入りのデザインもなかなか可愛らしいです。実は、お米を購入する上で、一番考慮される点が”値段”と言われています。少量のプチ贅沢、もしくは誰かへの贈り物なんかにも良さそう!
さてさて、れいちゃんよりも後に入ってきた方々があっという間にれいちゃんよりも先に去る中思う存分米のテーマパークに浸りつくしたれいちゃん。とはいえ、ここまでの米好きもなかなか珍しいかと。
夏休みの自由研究や、東京駅で夜行バスに乗ろうと早めに来すぎて時間を持て余しているそこの貴方にもおすすめの場所です。是非行ってみてくださいね。
本日もお読みいただきありがとうございました。