山形りんご農家さん3週間住み込み日記。

2023年6月18日 12:31

星空に芋煮に山形大満喫の1週目

はろう、全身の筋肉痛。
hey Siriもう少しお手柔らかにしてくれよ。

なんと、6/11から7/2まで「おてつたび」で山形のりんご農家さん(お芋も育てている)の元に住み込みをしているれいちゃん。慣れない農作業にどうやら筋肉痛の模様。

古民家に1人で住み込む3週間の生活。本日で早くも1週間が経過しました。波乱万丈順風満帆さてさてどちらだったでしょうか。日記風にお届けします。

【1日目】
雨模様の東京から、山形に向けて出発した。PASMOにしっかり入金したのに、現金(かクレカ)じゃないと新幹線のチケットを購入できないと言われ慌ててnew daysの ATMに駆け込む。
無事間に合った新幹線で山形へ。
在来線のドアの開け方がわからなくて電車で宿題をやってる山形のJKに聞く忙しなさ。最寄駅に着いて、お借りする古民家に到着した。ボロさ加減に驚きつつもなんだワクワク。

【2日目】
この日からお手伝い開始。と思いきや農家の方の法事の関係で1日休みに。とはいえ、車はおろか免許もなく1番近い商店が4km先のファミマという世界線につき古民家で静かに過ごすことにした。移動の疲労で割と昼寝。ちょっと外に出て、近くのりんごの木を鑑賞。日向ぼっこしようとしたらヘビがいてびっくりして古民家に戻る。

【3日目】
この日からおしごと開始。宮崎から来た同じおてつたびの子と一緒にりんごの摘果行った。
収穫期に向けてりんごが育つように中心果以外をはじく作業。要は間引き。緊張でなかなか時間が過ぎるのが遅かった。終わったら、宮崎の子が一緒に車でスーパーに連れて行ってくれたので野菜を買った。古民家で一人で自炊できる世界線は本当に最高すぎる。脚立の上り下りで足にきそうで湿布を貼って寝た。よく寝れた。

【4日目】
この日も摘果。昨日よりは慣れた。パートの小松さん、社員の高橋さん。みんな優しい。
小松さんは小学校の先生を定年退職後にちょっと働こうかなと色々なアルバイトを掛け持ちしてるおじちゃん。65歳と思えぬ脚立からの作業に止まぬ尊敬。良品計画(無印)の取材を受けた。
そういえば無償で支給してくれる近くの農家さんのお米が美味しい。水も美味しい。景色が全体的にジブリ。流石、はやお。

【5日目】
ちょっとずつサボり方？もわかってきた。ずっと炎天下で脚立は疲れちゃうからネ。とはいえこの日は朝は雨で靴も手袋もびしょびしょで結構大変だった。りんごの木に蜂が巣を作っていてビビるれいちゃん。小松さんが秋田と岩手の観光地たくさん教えてくれた。休みの日は山形の産直とか、さくらんぼ狩り。秋田の十和田湖とか行きたいな〜。

【6日目】
この日は大雨予報だったので、前日の時点おやすみが決定。美味しい鮮魚店に行ってみたくて宮崎の子と予約していたお刺身を取りに行って相手の宿泊している古民家でお刺身パーティーをした。魚屋のおばちゃんが可愛すぎて、お魚も美味しそうで、焼き魚も追加。酒粕漬けの鯛が美味しかった。食べきれず翌日の朝ごはんになった。私は行けなかったけれど、歓迎会で作ってくれたという芋煮もいただいた。りんごだけじゃなく、幻の甚五右衛門芋を使っていて。芋が里芋とじゃがいもの間の食感でもちもちだった。帰りに送ってもらうときに地元のお惣菜屋さんでガッキ煮(馬のすじ煮)を見つけて翌日の朝ごはん用に購入。

【7日目】
朝食べたガッキ煮と粕漬けのおいしさに超絶感動。ここにいるうちにいっぱい名物を食べておこう。この日はりんごじゃなくて芋の作業。先祖代々の甚五右衛門芋の畑の草むしりを一生やった。一次産業って大変や〜。収穫時期だけにフォーカスが当たったり、農ある暮らしと混同されがちだけどそんな甘い世界じゃないね〜。だけど普段と違う作業で筋肉痛だけど楽しかった。
大きい葉っぱでトトロの真似をしたり道路に大の字になったり。もう人生なんでもアリすぎる。
夜はご飯の後に高橋さんが奥さんとベイビー達で満天の星空とホタルツアーに連れて行ってくれた。感動で言葉が出なかった。嘘。一生すご...。と声ならぬ声を出していた。疲れも吹き飛んじゃうね。