鎌倉であさめしを。朝ごはんで朝ご飯。
脂乗りが最高な
サバの文化干し定食
ジングルべ~ルジングルべ~ル♪
なんだか街がクリスマスカラーに彩られてきましたねえ!
クリスマスといえば皆さんはケーキやチキンを食べるのでしょうか?
れいちゃんは相変わらずご飯と味噌汁という素朴でありながら実は最強のご飯を食べるのではなかろうかと思います。
そんなクリスマスですが、以前読んだエッセイがすごく印象的でした。
サンタさんはプレゼントを届けるので大忙し。だからクリスマスディナーを味わったことは実は一度もありません。
ナナナナ何たるや。確かに、と妙に納得してしまいました。中心部にいると逆に満喫していない。エッフェル塔が嫌いな人がエッフェル塔に行く感覚と同じですかね(無茶苦茶)
ぜひとも、サンタさんに美味しいご飯を食べてもらいたい。
そんないじらしい気持ちが芽生えた小娘れいちゃん。外食が苦手な御食事解を抱えつつ、先日どうしても行きたかった鎌倉の朝ごはん屋さんに行きまして。
このお店をサンタさんにも紹介して美味しいご飯を味わってもらいたい。そう思いました。
ですので本日は、実際に食べたイチオシ絶品鎌倉あさめしについて描いていきたいと思います。
〇テレビの特集で気になっていた「朝ごはん」さん
朝7:00過ぎ。
まだまだ寝ぼけ眼で
あくびなんかしちゃっている(気のせいかも)鎌倉の小町通り。
そんな通りを真っ直ぐ進んだところにある小さな看板。
こちらの可愛らしい看板を見つけて、細い路地を表記上は50m。ですが、初見の道ゆえにれいちゃんの体感的には70mほど進みますと…お目当ての場所に。
今回ご紹介する”朝ごはん”さんです!
そうなんです。”朝ごはん”というのはお店の名前。
鎌倉の朝ごはんさん。なんだかとっても可愛らしい響きです。
朝ごはんさんは7:00-9:30まで和食居酒屋(昼は甘味処?かな?)を間借りで営業している朝ご飯のお店。朝ごはんで朝ご飯。分かりやすいような、分かりづらいような。でもとってもいい響き。
実は以前、news everyの特集でこちらのお店を紹介していました。路地裏にある朝食屋さんで、朝から健康的な和朝食を味わえる。そんな紹介だったかと思います。
いわゆる”観光地”として取り扱われることの多い鎌倉。
朝食という観光地よりも地元客に向けた飲食店とあってなかなか珍しい。そんな当時の考えを頭の片隅で覚えていたのでしょう。
先週、鎌倉に祖父のお墓参りに行こう!と計画立てている時にふと思い出した昔のテレビ特集。
朝ご飯だし、和食だし。もしかしたら外食に挑戦できるかも?なんて思いながら行ってみることにしたのです。
〇脂乗り最高なサバの文化干し定食をいただきました。
お店に到着したのは8:00頃。タイミングよく1席空いていたので、すぐに入店することが出来ました。
店内にはカウンター席が10席ほど。
着席すると、「ご注文は何になさいますか?」と店主さん。店外のメニューで焼き鮭かな?と思っていたけれど…
店内でしっかりもう一度迷います。
あぁどうしよう…。
やっぱり、サバの文化干し定食にしよう。feat.焼き海苔で。
”ごはんは少な目でお願いします…”と注文を終えたれいちゃん。
久しぶりの初入店でのお店での食事と注文に凄く緊張しました。加えて人気店という事もあり、店の外には早速列が。
”早く食べないとかな”
”食べるの遅くて迷惑って思われたらどうしよう”
正直心臓バクバクで。
かなり不安でした。
ですが、カウンター席からちらりと見える店主さんの作っている様子。
間近で感じられる美味しそうなご飯の湯気。
誰かの作ったご飯を久々に食べるワクワク感もありました。あのお味噌汁れいちゃんのかな?なんてひとりで思いながら。
そうこうしているうちに、焼き海苔が到着。
程なくしてサバの文化干し定食も到着。
ご飯は本当に少な目にしてくれました。
少しお醤油を垂らした焼き海苔で食べる白米。
お箸でほぐすとパリッという皮目の下から脂乗り抜群のサバくん。
野菜の甘みがしっかり溶けだしたお味噌汁。
あぁ美味しい…。
サバってこんなに美味しいのか…。
と誰に共有するわけでもなく一人で噛みしめておりました。
なかなか文章で表現しきることは難しいですが…
お店を出た直後に”また食べたい”と思うくらいには美味しかったです。
〇温かい常連さんと優しい笑顔の店主さん。
人によって食べるスピードも量も違うのは当たり前。個人差は大いにあるもの。
そう言い聞かせつつも、店外の列。そして自分より後に入店した人たちが私より先にお店を後にすることに焦りを感じてはいました。
”私、迷惑な客かな…”
”回転率上がんねーよって思われたらどうしよう”
いやあ結構こういうところチキンなんですよね。あたくし。
なんだか肩身の狭い気持ちになって(実際に萎縮していたような)しまい。店主さんに「食べるの遅くて…すみません」と断りを入れました。
そんな私の心配をよそに。
何を気にするわけでもなく。
他のお客さんのご飯をよそいながら
「ゆっくり食べてくださいね」
と優しい笑顔で返してくれました。
店主の方にとっては何気ない一言でも私のとってはすごく救われる一言でした。
また、同じ時間帯にたまたま店を訪れていた観光中の台湾留学生の方。『英語話せないの!』と常連さんにヘルプを求める店主さん。
おそらく近くに住んでいる常連の方が、メニューのアジとサバ。それからおススメ観光スポットを紹介する上で「江ノ電」をつたない英語で説明していました。
「アジってなんて言うんだ?」とか
「焼く前のお魚見てもらって決めてもらえばいいんじゃない?」
となんだか店内が一体になる空気感が好きでした。
観光地に朝ご飯を目当てに集まるご近所さんと、観光客の方。不思議だけど温かい空間がそこにはありました。
きっと店主さんの全員と一言ずつでも会話を交わす優しさが中心にあるからなのかな?と考えるれいちゃん。
”鎌倉には観光ですか?”
”いいえ、祖父のお墓参りで霊園まで。
だけど、すごく来てみたくて”
”ありがとうございます”
”なかなか外食とか難しくて…
だけどすごく…美味しかったです”
小さい声で伝えると笑顔で返してくれました。
また食べに行こう。サバの文化干し定食。
あ。でも次は焼き鮭定食の口かもな。
焼き海苔じゃなくて納豆かもな。
きっとサンタさんも長居しちゃうかもな。
そんなことを思って。
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