seventy-seven
全肯定すれば鬱、だって
ねえ、君。なんだか僕、すごく不思議な心持ちなんです。もう一生会うことなんてないのかなって、そう思って自殺したい夜もありました。親友のおかげで、今度会うことになってからワクワクして寝付けなくなりました。それで、今日(2024年3月24日)の夜、唐突に君からメッセージがきて……とてもとてもびっくりしました。どことなくそんなことはないって感じていたからかも知れません。
会ったらどんなことを話そうかなって思っていたけれど、今は、進行形で綴る君への言葉を模索しています。
昔はそんなことなかったのだけど、今はね、君へ言葉を送るとき、よく考えてしまいます。硬筆の授業で作品を提出するとき、端整にお手本に折り目をつけて紙の横へ持っていき、綺麗に書けるよう力を込めて、それで何遍も何遍も書き直すみたいに考えてしまいます。
それから、君からの言葉がどうにもやわらかく感ぜられます。何故か平仮名が多くて、そのせいかも知れないと思ったのですがそんな単純な政治家の選挙ポスターみたいな仕掛けのやわらかさじゃないんです。もっとこう、文字の裏側にいる君が見えたり隠れたりするようなあたたかさがあるんです。
お友達からやりなおしませんか、と、メッセージがきたとき心の中のなにかが腑に落ちたのと同時に、また中途半端にキープされるのかなという悲しい感情も湧きました。
僕は、これからどうやって君に受け入れられて君を受け入れるのか、すごく不安です。いつも君がすぐに消えてしまうから今だって本当のことを言えば、ずっと遣る瀬無いです。
私は、どうしたらいいのか分かりません。
あなたに関して、止めることもすすめることもできません。なにかにつけてとやかく思われてしまいそうで、言葉付きも行動もきっと矮小になる気がします。
それであなたが私を離れるなら、そのとき我々は本当に終わりです。
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