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映画【唐人街探偵 東京MISSION】世界を巻き込むエンタメ
【#12】20210712
人生は物語。
どうも横山黎です。
このチャンネルでは、本、音楽、ドラマ、映画など、あらゆるものを題材に思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。
ということで、今回は、映画『唐人街探偵東京MISSION』から考える「世界を巻き込むエンタメ」というテーマで話していこうと思います。
☆アベンジャーズを越えた⁉
先日日本で公開されたばかりの映画『唐人街探偵東京MISSION』。
中国映画『僕はチャイナタウンの名探偵』というシリーズもので、今回が三作目になっています。
世界で話題沸騰中の作品なんですよ。
中国で公開されるや、日本円でおよそ164億円の興行収入を記録したそうです。公開4日で490億以上を叩き上げました。
さらに、2019年に公開されました『アベンジャーズ/エンドゲーム』が打ち立てた全世界オープニング興行収入首位の記録を抜き、歴代No.1を樹立。
すごくないですか??
そんな映画がこの度、日本に上陸しました。
☆コメディ×アクション×ミステリー
この物語はですね、中国人の探偵チン・フォンとタン・レンのコンビが活躍するものになっています。
第一作目はタイのバンコク、第二作目はアメリカのニューヨークを舞台に難事件を解決へと導きました。
そして、第三作目、今回の舞台は東京!
物語は、日本の探偵野田からある事件に関する依頼を受けたところから始まります。
東南アジアのマフィアの会長が密室で殺害されるという事件が起こり、その密室にいた唯一の容疑者であるヤクザの組長が犯人として起訴されました。
今回のミッションは、その組長の冤罪を証明することです。
任務を果たすべく、チン・フォンとタン・レン、野田、そして、途中から共に行動するようになる台湾の探偵ジャック・ジャーが協力して、真実を追求するわけなんですが、その途中で、事件の関係者が誘拐されたり、謎の人物の影が迫ったり、事件は複雑化していきます。
これだけきくと、ミステリー色の強いお堅い映画なのかな?って思うかもしれませんが、コメディもアクションも盛りだくさんの大作になっています。
もうね、テンポが凄いんですよ。
探偵たちが東京の各地を駆け回っていきます。
二時間を超える映画でしたが、飽きることなく最後まで楽しめました。
思わず声を出して笑っちゃうシーンもありました。
とにかくですね、コメディもアクションもミステリーもサスペンスもシリアスも、そして人間ドラマもごっちゃ混ぜにした、はちゃめちゃ映画になっています。
☆世界を巻き込むエンタメ
でね、僕この映画について調べててびっくりしたことがあります。
※少しネタバレを含みますのでご容赦ください。
映画の中盤に、渋谷のスクランブル交差点を舞台にしたシーンがあるんですよ。
で、主人公のチン・フォンはお金をばらまくんですよ。
でね、その行為っていうのが、道路交通法にひっかかるんで、リアルな渋谷ではできないんですよ。
そこで、制作チームは渋谷のスクランブル交差点を実物大で再現したセットを作るっていう、、。
すごくないですか?
どうしても渋谷を舞台に撮影したいから、渋谷をつくっちゃうっていう、、(笑)
でね、そりゃあ、お金かかるわけですよ。
どれくらいかかったかっていうと、その渋谷のセットをつくる制作費だけで日本の映画一本作れるくらいの金額です。
やばくないですか!?
ちなみに、この映画の製作費は65億円らしいです。
それだけ莫大なコストをかけて圧倒的な物語をつくったからこそ、世界に旋風を巻き起こしているといえます。
しかし、それだけではないと僕は考えます。
僕が注目したのはこのシリーズの設定です。
一作目はバンコク、二作目はニューヨーク、三作目は東京。
こんな風に、世界の要所を舞台にすることで、その舞台となった国のユーザーが新規ファンになる導線をつくっているんです。
少なくとも、僕はですね、今回この映画を観賞して、前の二作を観たい!と思えましたし、これから制作される続編も観たい!とも思います。
でね、ここがやらしいんですけれど、映画の最後の最後に、次の舞台が映し出されるんですよ。
前回のニューヨーク編では東京が映し出されたそうなんですが、今回の東京編では、ビッグベンが登場してきました。
つまり、次の舞台になるのはイギリスのロンドン。
シャーロックホームズが活躍したロンドンってことです。
こんな風に、圧倒的な作品であることは前提ですが、世界を巻き込んで世界各国の新規ユーザーを獲得していく性質が、このシリーズにはあるので、それが今世界で話題沸騰の理由なのかなって考えました。
もう少し語りたいことがありますので、次回もこの映画について話したいなと思います。
是非、いいね、フォローしていってください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。