「交流する」という仕事。
――期待を超えるサービスを提供するために僕らができることは、誠意をもって丁寧にコミュニケーションを取ることなんだと思います。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「『交流する』という仕事」というテーマで話していこうと思います。
🏨たくさんの交流が生まれた一週間
僕は今、茨城県水戸市にある木の家ゲストハウスという宿泊施設で仕事をしています。水戸市内にある8棟の宿泊施設の管理をしているんです。ホテルや旅館とは違い、基本的に寝室が相部屋で、リビングでは他の宿泊者たちと交流ができる点が特長といえます。
この前の日曜日から、じゅんさんというセラピストの方がヘルパーとしてお越しでして、その影響もあってか、最近は交流の時間が多くなっています。
基本的にスタッフは本館にいて、そこで仕事をしているんですが、ここのところあんまり本館にお客さんがいらっしゃらなかったため、お客さん同士が交流している光景にも、お客さんと交流する機会にも恵まれませんでした。
それもあって、この一週間の交流が生まれていく流れは尊く、ゲストハウス感があるなあとにやにやしているんです。
🏨インドカレーパーティー
この前の火曜日には、インドカレーパーティーを開催しました。ヘルパーのじゅんさんは過去に3年間、インドで暮らしていたんです。インド料理はお手の物。「インドカレーつくるよ!」と言ってくれたので、「じゃあ、イベントにしていろんな人を呼びましょう」と提案しました。
じゅんさんがお越しになった日曜日にそれが決まり、スケジュールの関係で火曜日の開催となり、2日しかないのにも関わらず、僕らは準備に奔走しました。
なんだかんだ人を集めることができて、10人以上のお客さんに恵まれました。インドカレーだけでなく、チャパティ(ナンみたいなやつ)やチャイも振る舞ってくれたし、「カレーを手で食べる方法」もレクチャーしてくれたので、体験価値も高まったんじゃないかなと思います。
ちなみに、その翌日には、宿泊者のお客さんと近くのシェアハウスで開催された読書会に行ったり、その後、本館で飲み語り合ったりしました。昨日の宿泊者のなかには、音楽をはじめ様々な分野の実用書を書かれている元ギタリストがいまして、僕の作家としての顔を見せたり、本やギターの話に花が咲きました。
とにかくたくさんの交流が生まれた一週間だったのですが、ゲストハウスマネージャーとして思うことは、「交流する」ということも仕事の一環だなってことです。
🏨「交流する」という仕事
さっきも触れましたが、シェアハウスで開催された読書会に一緒に参加した宿泊者の方は、本館ではなく近くのapartment hotel myuに宿泊している方でした。きれいなマンションの一室を宿泊場所として提供しているんです。
読書会に行って、その後本館で僕たちと一緒に飲み語り合って、その時間がとても有意義に感じてくれたようで、翌朝チェックアウトの前に部屋を清掃してくれたんです。さらに、Googleマップへのレビューもいただきました。
今のご時世、口コミがサービスの入り口ですから、このような好ましいレビューをいただくことは、次のお客さんを呼び込む起爆剤に成り得ます。そういう意味では、より芳しい評価のレビューをしてもらえるようにサービスすることは、立派な仕事のひとつといえるのです。
じゃあ、どうすれば良い口コミが増えるのか。
ゲストハウスにおいて、それを叶えてくれるのは「交流」だと考えます。一期一会の出逢いを大切にして、その場だからこそ生まれる時間をとことん楽しむ。スタッフもヘルパーも他の宿泊者も一緒くたになって、交流する。
もちろん、宿泊者によっては交流を控えたい人もいるでしょうけど、期待を超えるサービスを提供するために僕らができることは、誠意をもって丁寧にコミュニケーションを取ることなんだと思います。
今日は土曜日ということもあり、たくさんのお客さんがお越しになります。かつ、本館に宿泊している韓国人の学生が「チゲをつくるよ!」と言ってくれているので、今度はチゲパーティーが開かれます。
こういう流れを大事にして、交流が生まれる導線を確保して、これからも期待を超えるサービスを追求できたらなと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20241116 横山黎
※前回、ヘルパーさんが来てくれたときの記事↓↓↓