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夢は、伏線だ。
――夢を話して笑われたことも、夢に迷って落ち込んだことも、夢に転んで泣きそうになったことも、全部、伏線だったことに気付かされます。夢を叶えるための伏線だったんだって。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「夢は、伏線だ。」というテーマで話していこうと思います。
◆あっちゃんの伝説の講演
昨日のことなんですが、オリラジのあっちゃんのプレゼン動画を視聴しました。2018年に開催されたSA-CUSというイベントにおける講演を収めた動画です。
以前にも一度見たことがあったんですが、YouTubeでおすすめされてまた見たいと思ってしまったんですよね(笑)
テーマは「大切なものを守るためのお金の稼ぎ方」。
ビジネス書のタイトルのような講演テーマですが、これがまた面白いんですよ! 確かにテーマに沿った話をしているんですが、構成と言葉選びと話術でエンターテインメントに仕上げているんですよね。
◆創作ではない伏線回収
話は、『PERFECT HUMAN』の話題から始まります。2016年、あっちゃんも所属するRADIOFISHが公開した一曲で、その年の紅白歌合戦でも歌われました。
当時の人が一番共感できるネタをプレゼンの冒頭に持ってくることで、聴衆の興味を引き付けます。音楽づくりの話から、権利の話になり、作詞家よりも作曲家よりも歌手よりも、原盤権者の権利が一番強く、一番お金が入ってくるという事実を明かします。
原盤権者とは、「レコーディング代を出した人」。
ヒットするか分からないリスクを背負ってレコーディング代を出した人の権利やリターンが、一番大きいというわけです。
それを知って、あっちゃんは「自分も資本家(お金を出す人)になろう!」と決意し、自分でお金をつくる奮闘の日々が始まったのです。
ノートをつくって売って、
全然売れなくて、
講演会のおみやげとしておまもりを売って、
めちゃくちゃ売れて、
仲間をつくって、
事業を共に進めていって、
最終的には、
若者を集めて、
ダンスグループをプロデュースするまでに至ったのです。
そのグループの楽曲のレコーディング費用を出すのは、もちろんあっちゃん自身。そう、資本家になったのです。あの日の誓い事を果たしたのです。
えぐくないですか?(笑)
冒頭のPERFECT HUMANのくだりで振っておいた伏線を、プレゼン終盤で回収したんです。圧巻です。鳥肌物です。
でね、なんでそんなに僕の心を震わせるかというと、この伏線回収が創作ではないからです。
現実の出来事だからです。
◆夢は、伏線だ。
たとえば、あなたが夢を持っているとします。
そして、それを誰かが笑うとします。
あなたはその夢をあきらめるでしょうか。
それとも必ず叶えてやると努力するでしょうか。
夢を持つ。
夢を追いかける。
その過程でどれだけの苦しみを味わっても、
汗と涙で顔をぐちゃぐちゃにしても、
追いかけ続ければ、
その景色に辿り着くことができます。
夢が叶います。
その瞬間、
夢を話して笑われたことも、
夢に迷って落ち込んだことも、
夢に転んで泣きそうになったことも、
全部、伏線だったことに気付かされます。
夢を叶えるための伏線だったんだって。
夢は、伏線だ。
夢を語ることは、
伏線を張るってことだ。
夢を叶えることは、
伏線を回収するってことだ。
どんな創作よりも圧倒的な人生を生きるために、
とっておきの伏線を張ろう。
未来の自分が、きっと回収してくれる。
【#318】20220514 横山黎