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追い風は正解の未来へ吹く。

――追い風を感じているときは、自分の現在地に自信を持っていいし、そのままたゆまず歩いていけば見たい景色が待っていると考えるのです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「追い風は正解の未来へ吹く。」というテーマで話していこうと思います。


🏨明日書き上げてやる!

10月頭、半年で文学賞を10個獲ると決めた僕は最近、暇さえあれば小説を書く日々。今は『小さな小さな文学賞 VOL.2 「ビールのある風景」』という文学賞に出す作品をこつこつと書いています。

この文学賞はビールが登場する場面を書くことだけを条件としていて、最優秀賞作品にはなんと、その作品名の商品名とするクラフトビールが制作されるとのこと。なにこのおもしろ公募は!?と一目惚れし、字数も8000字以内とライトめなので、挑戦することにしたんです。



僕が今書いているのは『花火の幽霊』というタイトルの小説です。

以前、一度謎解きイベントのシナリオとして書き上げているんですが、それと同じ題材で全く別の物語を仕上げにいきます。

ひとりで花火をすると幽霊が現れるという噂を聞いて思い出の公園にやってきた女性が、突然現れた幽霊との対話を経て、自分のなかにあった「未練」に見切りをつける物語です。

明日はがっつり創作の時間が取れる日なので、勢いに任せて書き上げちゃおうと思っているんですが、それだけモチベーションが高まっているのも、追い風が僕の背中を押してくれているからでした。


🏨ヤッホーブルーイングの人と…

昨夜、ひょんなことからヤッホーブルーイングに勤めている方とオンラインでお話する機会があったんです。よなよなエールとか水曜日のネコとか、キャッチ―な名前のクラフトビールを制作している会社ですね。

その方とは、ちょうど1年前くらいに知り合いのやっているシェアハウスでみんなで呑んだことがありました。大量のクラフトビールを差し入れてくれたインパクトが強すぎて、正直あのとき何を話していたか全然覚えていないんですけど、名前も顔も声もちゃんとこの頭と心が記憶していました。

僕は今、木の家ゲストハウスのマネージャーの仕事をしているんですが、そのオーナーが彼女とお話する機会があって、たまたまそこに居合わせた僕も少しだけ同席したというわけです。先方も僕のことを覚えてくれていたみたいで、久しぶりの再会に歓喜しました。

彼女の顔を見た瞬間に、「あれ、そういえばこの人、ビールの会社にいるじゃん。今、僕、ビールの物語書いてるじゃん!」と思い至りました。そんなこんなでオーナーとの話が落ち着いた頃、少しだけ時間をもらって、お話を伺ったんです。

実は彼女もクリエイティブな仕事をしているし、写真を撮ったり、文章を書いたりする人だったんです。ビールの文学賞のことを打ち明けたら、とても興味を持ってくださって、自分も出そうかなと決意を固めるほどでした。

もちろんビールのことや作品のことでアドバイスをもらえたこともありがたかったんですが、それ以上に僕が嬉しかったのは、僕が今進んでいる道の上に追い風が吹いていると気付けたことでした。


🏨追い風は正解の未来へ吹く

ふんわりした話になりますが、僕は自分の力ではどうしようもない運命的なものが良い方向に作用するとき、そのとき歩いている道の先にこそ正解があると信じることができるんです。

僕はその運命的なものをよく風に例えています。追い風を感じているときは、自分の現在地に自信を持っていいし、そのままたゆまず歩いていけば見たい景色が待っていると考えるのです。

作家として次のステージへのぼりたい。そのための第一歩として、半年で10個の文学賞に挑戦すると決める。そのうちのひとつがビールにまつわる文学賞。それを書いているさなか、クラフトビールの会社で働いている人と偶然話す機会に恵まれる。その人も書く人である……この流れは、僕ひとりの力では起こせないはずで、どこからともなく吹いてくる風が生むものなんですよね。

そして、その追い風を味方にして駆け抜けた先に、正解が待っていることを、僕は経験から知っているんです。

鶏が先か卵が先かの話になりますが、自分の面白いややりたいを引き金に行動すると追い風が吹くようになるともいえるし、追い風を感じることで今歩いているのが自分の興味関心のある道なんだなと思えるともいえる。

とにもかくにも、僕は「追い風が吹いているかどうか」を行動の指針にすることが多くて、今その追い風を感じることができているから、ビールの物語をつくっているのも、ビールの文学賞に応募するのも、半年で10個の文学賞に挑戦するのも、作家として次のステージへのぼろうとしているのも、間違っていないんだなと受け止めることができているよ、という話でした。

追い風を味方にして、明日、『花火の幽霊』を書き上げにいきます。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

20241023 横山黎












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