自分が読みたくなるような人生を。
――君が読みたくなるような物語を、これからも綴り続けて。
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「自分が読みたくなるような人生を。」というテーマで話していこうと思います。
🏨もうひとりの自分の凄み
最近、よく思うことが、「横山黎」ってすごいなってこと。自分で自分を褒めて何が言いたいねんという話ですよね。ただ、それは半分正解で、半分違っているんです。
ここでいう「横山黎」とは自分とは違う、もうひとりの自分。僕とは距離のある存在です。彼に対して、凄みを感じるんです。だから、自分で自分を褒めているという指摘は、半分正解で半分間違っているんです。
もう少し言葉を選ぶと、「横山黎」という役、「横山黎」という物語に凄みを感じるんです。だから、僕はこのキャストの演じる舞台をいつまでも観ていたいと思うし、このタイトルの本のページをめくり続けたいと思うんですよね。
こういうことを以前ぽろっと言ったとき、ある人からは、「芸能人気質だね」なんてことを言われました。確かにそうかもしれないと思ったし、でも少し違うような気もしました。
🏨人生のすべてをコンテンツに
小学生の頃から、僕は人気者が好きでした。人の輪の中心にいるのが好きで、そういう存在に憧れていました。テレビっ子だったこともあって、画面の向こうの芸能人たちに憧れを持っていたし、中学生の頃にドラマを観るようになってからは、そのドラマが面白ければ面白いほど、こんな物語を自分でつくってみたいなと思うようになりました。
別に自分の手でつくってもいいけれど、人生という表現物でそれを示しても面白いのかもしれないと思ったのが、大学生の頃。「人生は物語」なんてフレーズをモットーに掲げて、面白い人生にするためにはどうすればいいのか考えるようになったんです。
大学受験期にはまっていたYouTuber「水溜りボンド」のトミーが、「自分の人生が全てコンテンツになればいいと思っている」的なことを言っていたことがあって、今思えば、この言葉が面白く生きる意識を高めるきっかけになったのかもしれません。
※当時リアタイして号泣したなあ↓↓↓
🏨僕が読みたくなるような人生を
最近、やけに自分のちっぽけさに苛まれて、無駄に足踏みしているような日々を過ごしているんです。思い出のアルバムをめくるようにnoteの記事を見返して、「ああ、自分ってこういうことしてきたんだな」と他人事のような感想を抱いたりしているんです。
過去の自分と今の自分を比較したときに、まさか同じ人間とは思えなくて、別人な気がしてならないんですよね。
高2のときに奨励賞を受賞するほどの作品を書いた自分、初書籍を260冊以上手売りした自分、ビブリオバトルの全国大会の3度も出場した自分、大学卒業間近に「BOOK TALK LIVE ”桃太郎”」というトークライブを開催した自分……僕がやったことのように思えないんです。
それで変に卑屈になったりするんです。
でも、その逆も然り。
260冊以上手売りしたとき、手売りする前の自分とは比べ物にならない自分になれたと思ったし、ビブリオバトルの全国大会に3度目に出場したときは毎回進化してきていると思ったし、「BOOK TALK LIVE ”桃太郎”」の舞台に立ったとき、その前の「BOOK TALK LIVE ”Message」では30人しか集められな方けど、今は47人のお客さんと、5人のスタッフと、17人のプチスポンサーを集めることができている、と歓喜したものです。
コロナ禍に始まった僕の大学生時代は、紆余曲折ありながらも、多くの仲間に恵まれて、華やかに幕を閉じました。大学受験に失敗して進学した先で、この道で正解だったなと心から思える未来が待っているとは思いもよりませんでした。
打ちひしがれそうになるとき、きまっていつも声が聴こえてきます。「横山黎」からの声です。
涙に暮れる日も、
心折れそうになる日も、
きっと報われるから。
いつか幸せになるための伏線だから。
だから、君の『今』を投げ出さないで。
君が読みたくなるような物語を、
これからも綴り続けて。
20240912 横山黎