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ログインという罠

――ライブに参加するために新しく何かに登録しなければいけないとなるとお客さんの中に抵抗感が生まれ、ログインの手間が興味を削いでしまうことは十分にあると思うのです。


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「ログインという罠」というテーマで話していこうと思います。


📚ログインの手間について

たとえばアーティストのライブに参加しようと思ったときに、今やスマホがチケット代わりになる時代で便利になってきてはいますが、アプリをいれなければいけない小さな不便さがあります。

わざわざ名前とかメールアドレスとかパスワードとか設定しなくちゃいけなくて、当日チケットを見せるときにはもちろんログインしなければいけないじゃないですか。もちろん大好きなアーティストのライブならその気持ちはログインなんて易々越えられるくらいのものでしょうが、そうではない場合も当然あるわけで。

僕は今度「BOOK TALK LIVE “Message”」というライブイベントを開催するつもりでいて、最近はどう人を集めるのか考えています。

僕はまだ何者でもないし、「BOOK TALK LIVE」なんて前例がないから内容が見えてこないので、人を集めるのは難しそう。たとえ興味を持ってくれたとて、何かひとつでも障害があれば断念してしまうおそれがあります。

今や誰でもチケットアプリを使えばスマホでチケット管理ができますが、そこで問題になってくるのは、そう、ログイン

ライブに参加するために新しく何かに登録しなければいけないとなるとお客さんの中に抵抗感が生まれ、ログインの手間が興味を削いでしまうことは十分にあると思うのです。

「BOOK TALK LIVE “Message”」の参加チケットもチケットアプリで管理するつもりだったんですが、無論ログインが必要だったので、ずっと迷っていたんです。

しかし、これまで話してきたように、ログインの罠を侮ってはいけないと思い、それを取っ払う決断をしました。


📚PeatixからFormsへ

もともと、Peatixというチケットアプリを使うつもりでした。コストもかからないし、簡単に参加者の管理ができます。ただ、唯一の弱点がログインでした。イベントを開催する方はもちろんのこと、参加者もログインしなければいけません。

先日、僕の親友とZoomをしていたんです。彼はライブのイベントスタッフとしても参加してくれるんですが、彼に一度Peatixを試してもらったんです。ログインしてもらって、チケットを申し込んでもらったんです。

Peatixを開くやいなや彼が言ったのが「ログインするのかよ……」。まさに、ログインの罠にかかり、その手間に対する不満を漏らしたのでした。

さらに、ログインして、チケットを申し込んでもらったんですが、もう一度ログインしようと名前やパスワードを入力したんですがなぜか開かなかったんです。未だにその原因が分からないんですが、想定外のエラーが生じるおそれがあったので、ログインの件もあわせて考えると、Peatixはやめた方がいいという判断になりました。

さっきも言ったように、有名アーティストとか、すごいファンを抱えたインフルエンサーならば、管理のしやすさや安全性の優先度が高くなってくるので、アプリを使った方が良いと思いますが、僕の場合は違います。

とにかく参加障壁を下げることがマスト。

したがって、Peatixをやめて、Google Formsに変更したというわけです。


📚ログインという罠

Google Fromsはログインが必要じゃないわけではないですが、メインターゲットである学生がGoogleにログインしていないわけがなく、ログインがないといっても過言ではありません。

PeatixよりもGoogleの方が圧倒的に認知されているから、それに対する安心感もあります。結局天下のGoogleに頼った方が良いわけで、参加者管理もメールで通知することもできるから、申し分ありません。

もちろんPeatixを使った方がそれっぽいし、運営側で発信もしてくれるから使うメリットはあります。ただ、僕はPeatixを使うことが絶対じゃないし、一番の目的はライブにお客さんを呼ぶこと。ならばできる限り、参加しやすいように設計することが求められるわけで、いらないプライドもこだわりも捨てるべきです。


僕は今、同時にクラウドファンディングも進めています。「BOOK TALK LIVE “Message”」を盛り上げるために、noteでクラファンを行っているのです。よりよいライブにするためにも、集客にも、宣伝にも、お金がかかってくる。そこで、僕が目をつけたのがクラファンでした。

僕がクラファンのプラットホームではなく、このnoteでやろうと思った理由も、「ログイン」が関係してきます。

クラファンのプラットホームでは、ログインが必要になってきます。応援したいと思ったらログインして支援する感じです。ここにもログインの罠がしかけられているのです。そのプラットホームになじみのない方からしたら大きな壁。それをどうにか取り除こうと思い、僕はnoteでクラファンをやることにしました。

noteでクラファンとなると、有料記事を上手く使っていくことになります。で、有料記事って、noteにログインしなくても購入することができるんです。つまり、noteのユーザーじゃなくても応援することができるわけです。


ライブの参加にしろ、クラファンにしろ、ログインの罠が潜んでいるので、応援してくれる人のことを考えると、それを取り除いた設計をした方が親切だよねという話でした。最後まで読んで下さりありがとうございました。

20230313 横山黎



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