「今は紙の本を無料で出版できる」ってことが認知されていない。
――自分で物語を書いている人や、noteで記事を書いている人なら、「今は紙の本を無料で出版できる」ってことは周知の事実だと思いますが、そうでない人にとって「本を出版する」ということは「どこかの出版社から出した」ということだし、「それなりにお金がかかる」という発想に行き着くわけです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「今は紙の本を無料で出版できるってことが認知されていない」というテーマで物語っていこうと思います。
◆バイトの同僚にも手売り
最近の僕といえば、毎日自作小説を手売りしています。まずは売りやすい友達まわりから攻めていこうと思い、隙あらば声をかけています。
手売りしているのは、先日出版した『Message』という小説。成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーです。僕の20年分の想いがここに込められています。良い出来です。
昨日も一日中バイトだったのですが、同僚にも『Message』を手売りしました。
◆上司からも声をかけられた
昨日買ってくれたのは2人でしたが、本を出版したことに関して声をかけてくれた人はたくさんいました。バイトを取りまとめる上司からも「本出したんだってね~」と声をかけられました。
というのも、自分のLINEのステータスメッセージに本を出した旨を書いたので、それを見たのだと思います。上司や先輩方の間で話題になったそうで、ありがたい限りです。
まだ中身を知らないとはいえ、周りに小説を書いている人なんて、ましてや本を出版している人なんてそうそういないわけですから、物珍しさに興味を持ってくれたともいえます。
誰と話しても話題に上がるのは、やっぱり「出版社はどこ?」とか「お金かかるんでしょ?」とか、出版に至るまでの経緯、手続きについてです。僕はその都度、「今は本が無料で出版できる時代で~」「Amazonはさすがで~」と説明をしていました。
自分で物語を書いている人や、noteで記事を書いている人なら、「今は紙の本を無料で出版できる」ってことは周知の事実だと思いますが、そうでない人にとって「本を出版する」ということは「どこかの出版社から出した」ということだし、「それなりにお金がかかる」という発想に行き着くわけです。
これまで、本とはそういうものでしたから、そういう認識でいるのは不思議でも何でもありません。ごくごく自然なことです。
しかし、実は時代は変わり続けていて、進化し続けているんですよね。昨日までの当たり前ががらっと崩れる現象が、知らず知らずのうちに起こっているのです。
◆「学ぶ」を止めてはいけない
僕はかねてから「本を出したいなあ」という夢を抱いていて、そのためにいくつかの道を探してみました。「出版社に原稿を送ること」「書籍化が約束された新人賞を受賞すること」「自費出版すること」こんな感じでしょうか。
それしか選択肢がないと思っていたけれど、今ではお金が一切かからずデータがあれば出版できるサービスが存在しており、それを利用すればいとも簡単に「本を出す」という夢を叶えることができたのです。
「審査」や「お金」の問題で実現が難しかった夢が、たったひとつのサービスに出逢うだけで叶ったのです。
それは僕に「本を出したい」という情熱があり、調べるという行動を起こしたからです。何も特別なことは言っていません。自分のために、自分の感情に従って、あれこれと調べたのです。
調べる、勉強する、実験する。
知的好奇心に基づくそういった主体的なアクションを止めないことが、夢を叶える術であり、幸せになるための近道なのかもしれないなと思いました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
20220710 横山黎