あいみょん【青春と青春と青春】青春って何だったんだろう?
【#11】20210711
人生は物語。
どうも横山です。
このチャンネルでは、本、音楽、ドラマ、映画など、あらゆるものを題材に思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。
ということで、今回はあいみょんさんの楽曲「青春と青春と青春」から考える「青春って何だったんだろう?」というテーマで話していこうと思います。
☆青春と青春と青春
この曲はですね、あいみょんさんの三枚目のシングル「君はロックを聴かない」のカップリング曲です。
キリンビールのCMソングに抜擢されたこともあり、昨日、music videoが公開されました。
鉄道模型のジオラマから懐かしさを感じずにはいられない、そんな映像になっていたと思います。
まだご覧になっていない方は、是非見てみてください。
あいみょん - 青春と青春と青春【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
https://youtu.be/56l8Ex2jUXw
タイトルから分かる通り、歌詞の内容はTHE青春!って感じです。
青春が夏風にのって君を連れて来たんだろうな
カレーライスの匂いなんかで誰かを愛おしく思う夏に
恋をしたくなるんだろうな
きっと花火と華金魚の精だ
嗚呼 今日も夢を見る
(引用:https://www.uta-net.com/song/232842)
これが一番のサビですが、ここからも分かる通り、甘酸っぱい気持ちになりますよね。
カレーライス、花火、金魚。
そういったアイテムから、誰かを思ったり、恋に駆られたりしてるんですよね。
言っちゃえば、何でもないものじゃないですか。
花火はともかく、カレーライスとか金魚って、普段あんまり特別観がないですよね。
個人的な感覚かもしれませんけど、なんてことないものに、この歌の主人公は「青春」を感じています。
二番には、
扇風機の音が
どうもわからないけれど僕をせかす
(引用:https://www.uta-net.com/song/232842)
っていう個人的にはめちゃくちゃ好きなフレーズがあって、ここも「扇風機の音」って特にプレミアムなものではないし、ありふれているし、夏になれば当たり前の音になるもの。
でも、その音にせかされて、この歌の主人公は浮足立っているんですよ。
熱すぎるコンクリートには
何度“好き”と書いても蒸発して
図書館でほら小さな声で話したりもしたいんだよな
(引用:https://www.uta-net.com/song/232842)
好きな子に気持ち伝えなきゃっていう風に焦燥感に駆られていたり、少しでも特別な時間をその子と過ごしたくて、二人きりのシチュエーションっていうのを思い描いている。
こんな風に、中学生、高校生の臨場感あふれる青春のワンシーンっていうのが、いくつも切り取られているんですよね。
まさに、「青春と青春と青春」が描かれている曲となっています。
☆青春って何だったんだろう?
ということで、本題に入るんですけれども、「青春って何だったんだろう?」というテーマで話していきます。
僕は今、大学生なんですけれども、まだぎりぎり青春を生きていると呼べると思います。
一般的に大学生の時期が青春のクライマックスなのかなと思いますが、僕個人の体験にはなりますけども、もう既に、「あの頃はよかったなあ」っていうスイッチが入る瞬間があるんですよね。
つまり、
中学生、高校生の頃をふと思い出して、
あんなことやこんなことを頭に浮かべて、
「そうか、もう戻れないんだな」って、少し切なくなるんですよね。
道ですれ違った制服姿の中高生を目にして、
そうか制服も着ることないのかあって思ったりするんですよね。
僕の学校は、生徒も先生も認めるほど、制服が不人気だったんですよ。
ダサい、とか、地味、とかよく耳にしてました。
でも、卒業式の日とか、
「もうこれで最後なんだね」
みたいな言葉をこぼしている人はいましたし、
かくいう僕も、ちょっぴり寂しかったりしたんですよね。
思い入れがないと思っていたはずなのに、いざ終わりを目の前にすると、あるいは終わってから、プレミアムなものに変身する。
青春の魔法だなって思いました。
今回取り上げた「青春と青春と青春」の歌詞にもありましたが、
カレーライスとか、金魚とか、扇風機の音とか、ありふれたものにも懐かしさを覚えることはあるし、
「青春」というフィルターを通してもう一度見てみると、すっごい価値のあるものに見えるんですよね。
第二ボタンとか、まさにそうですよね。
いっちゃえば、ただのボタンじゃないですか。
だけど、卒業式の日に思い人に渡すみたいな文化がありますよね。
今はもうあんまりないのかもしれませんが、そんな風に、何でもないものに価値をくれるのが「青春」だと僕は思います。
ということで、最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。