子育て①妊娠~5

夫は仕事が忙しく、数日ぶりに顔を合わせると私は話したいことが溜まっていた。

自分のつわりがどれほど辛いか知ってほしかった

誰とも話せない孤独を伝えたかった

赤ちゃんの名前を一緒に考えたりしたかった


でも夫は休みの日はゲームをしたり携帯を見ている時間が多かった

何度かそれが原因でぶつかった

今になって思えば、社会人1年目で仕事のストレスも大いにあっただろう

休みの日くらい、ダラダラと携帯をみたり、ゲームをしたかったんだろう


私は休みの日くらい私にかまってよ!という気持ちが強かった

妊娠中のホルモンバランスの乱れもあったと思う

自分1人で赤ちゃんを守っているというプレッシャーもあった

まだ子どもを産んだ友達がほとんどいなかったのもあって、すごく孤独に感じた

あの頃はまだ若かったので、ネット上でみる理想のような夫婦関係に憧れていた。

旦那さんが毎日おなかに話しかけてくれます

名前の候補を沢山だしちゃって気が早い~♪

ベビー服を選んでくれました^^

などの書き込みをみると羨ましかった。どうしてうちはそうしてくれないんだろうと悲しくなったりした。

糸が切れると夫に泣きながら伝えた。夫は大抵

ごめんね

と言ってくれた

本当は

俺だって!と言いたいこともあったと思う。でも我慢して飲み込んでいるのがわかってそれはそれで辛かった。

伝えすぎるのはまた重荷になってしまうと思い、私も我慢することもたくさんあった

お風呂でシャワーを出しながら泣いたり、夫が寝てから泣いたりしていた。

泣きすぎて過呼吸で息苦しくなり、おなかの赤ちゃんも苦しいかもしれないと慌てたこともあった。もう何が悲しくて泣いていたんだか、自分でもわからなくなるほど泣いていた。

あるとき、いつものように1人で泣いていた時、おなかの中から

ポコッ 

と違和感を感じた。初めての胎動だった

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